33PM140第33回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問

東洋医学概論弁証論治更年期障害・陰虚

次の症例について、問題139、140の問いに答えよ。 「48歳の女性。3か月前から前ぶれなく顔と手足のほてりが出る。最近は倦怠感、耳鳴り、肩こりもあるが、健康診断では異常はなかった。舌苔は少なくやや乾燥、脈は細数を認める。」 治療方針として最も適切なのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、更年期症状にみられるほてりと、舌脈所見から治療方針を判断します。

舌苔が少なく乾燥し、脈が細数で、ほてりがある場合は陰虚を考えます。

解説

陰液は、体を潤し、過剰な熱を抑える働きを持つものとして考えます。陰液が不足すると、相対的に熱が強くなり、ほてり、のぼせ、口や咽の乾燥、寝汗、舌苔少、脈細数などがみられます。

この症例では、顔と手足のほてり、耳鳴り、舌苔が少なくやや乾燥、脈細数が示されています。陰液不足による虚熱を考え、治療方針は陰液を養うことが最も適切です。

湿を除くのは重だるさ、浮腫、膩苔など湿の所見が中心のときです。汗を出させる発汗法は表証で用いる方針です。気を補う方針は倦怠感には関係しますが、本症例の中心であるほてりと乾燥、脈細数には陰液を養う方針が合います。

ひっかけポイント
ほてり、乾燥、舌苔少、脈細数は陰虚のキーワードです。治療方針は陰液を養うことです。

選択肢の確認

1.陰液を養う。
正しい。
顔と手足のほてり、舌苔少、乾燥、脈細数は陰液不足を示します。治療方針として陰液を養うことが最も適切です。

2.湿を除く。
誤り。
湿では頭重感、体の重だるさ、浮腫、膩苔などがみられます。本症例では乾燥とほてりが中心であり、湿を除く方針は不適切です。

3.汗を出させる。
誤り。
汗を出させる発汗法は、風寒などの表証で用いられる治療方針です。本症例の陰虚によるほてりには適しません。

4.気を補う。
誤り。
倦怠感は気虚でもみられますが、舌苔少、乾燥、脈細数、ほてりからは陰液不足が中心です。最も適切なのは陰液を養う方針です。

覚えるポイント

  • 陰虚ではほてり、潮熱、盗汗、乾燥がみられます。
  • 舌苔少、脈細数は陰虚の重要所見です。
  • 治療方針は陰液を養い、虚熱を落ち着かせることです。

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