R05A118|令和5年度 准看護師試験 過去問
基礎看護技術食事・栄養援助食事介助・嚥下観察
嚥下障害のある高齢者への食事援助について、適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、嚥下障害のある高齢者への誤嚥予防が問われています。
食事援助では、姿勢、食形態、一口量、ペース、食後の体位を整えることが大切です。
解説
嚥下障害がある高齢者では、食物や水分が気道に入り、誤嚥性肺炎を起こす危険があります。食事時は、できるだけ座位で顎を引いた姿勢をとります。顎を引くことで気道に入りにくくなり、嚥下しやすくなります。
一口目から固形物をすすめるのは適切ではありません。口腔内を湿らせ、嚥下状態に合った食品から始めるなど、患者の状態に合わせます。
粘稠度の低い水分は流れが速く、誤嚥しやすいことがあります。必要に応じてとろみをつけ、嚥下しやすい形態に調整します。
食後すぐに横になると逆流や誤嚥の危険があります。食後はしばらく座位または上半身を挙上した姿勢を保ちます。
准看護師としての観察ポイント
むせ、咳、湿性嗄声、食事中の疲労、食べこぼし、食事時間の延長、発熱、痰の増加、SpO2低下を観察します。誤嚥が疑われる場合は速やかに報告します。
選択肢の確認
1.座位で顎を引いた姿勢をとる。
適切である。
座位で顎を引く姿勢は、嚥下しやすく、誤嚥予防に役立ちます。
2.一口目は固形物の摂取をすすめる。
誤り。
一口目から固形物をすすめるのは適切ではありません。嚥下状態に合わせた食形態と開始方法を選びます。
3.粘稠度の低い飲み物を選ぶ。
誤り。
さらさらした飲み物は流れが速く、誤嚥しやすいことがあります。必要に応じてとろみをつけます。
4.食後はすぐに横になるようすすめる。
誤り。
食後すぐに横になると逆流や誤嚥の危険があります。食後はしばらく座位や上半身挙上を保ちます。
覚えるポイント
- 嚥下障害では座位で顎を引いた姿勢をとる。
- さらさらした水分は誤嚥しやすいことがある。
- 必要に応じてとろみを使用する。
- 食後すぐに横にならない。
- むせ、湿性嗄声、発熱、痰増加は誤嚥のサインである。