R05A34|令和5年度 准看護師試験 過去問
保健医療福祉と看護倫理看護倫理・権利擁護倫理原則・意思決定支援
被験者の自己決定権を示したのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、研究倫理と被験者の自己決定権が問われています。
被験者の自由意思による同意を重視したものとして、ニュルンベルク綱領を押さえます。
解説
ニュルンベルク綱領は、人体実験における倫理原則を示したものです。特に、被験者の自発的な同意、つまり本人が十分な説明を受けたうえで自由意思により参加を決めることを重視しています。
これは、研究に参加する人の尊厳、権利、安全を守るための重要な考え方です。医療や看護では、研究だけでなく、検査、処置、治療においても説明と同意、自己決定の尊重が基本になります。
ヒポクラテスの誓いは医師の倫理に関する古典的な誓いです。ジュネーブ宣言は医師の倫理綱領です。アルマ・アタ宣言はプライマリ・ヘルス・ケアに関する宣言です。
患者の権利のポイント
患者や被験者には、説明を受ける権利、質問する権利、同意または拒否する権利があります。准看護師としては、患者が不安や疑問を表出できるように関わり、必要時に看護師や医師へつなぎます。
選択肢の確認
1.ヒポクラテスの誓い
誤り。
ヒポクラテスの誓いは医師の倫理に関する古典的な誓いです。被験者の自己決定権を示したものとしてはニュルンベルク綱領を選びます。
2.ジュネーブ宣言
誤り。
ジュネーブ宣言は医師の倫理に関する宣言です。被験者の自己決定権を示したものとして最も適切ではありません。
3.アルマ・アタ宣言
誤り。
アルマ・アタ宣言はプライマリ・ヘルス・ケアの重要性を示した宣言です。被験者の自己決定権を示したものではありません。
4.ニュルンベルク綱領
正しい。
ニュルンベルク綱領は、人体実験において被験者の自発的同意を重視し、自己決定権を示したものです。
覚えるポイント
- 被験者の自己決定権はニュルンベルク綱領と結びつける。
- 研究では自発的同意が重要である。
- 説明と同意は患者の尊厳を守る基本である。
- アルマ・アタ宣言はプライマリ・ヘルス・ケアに関係する。