60AM024第60回 作業療法士国家試験 過去問

エビデンスレベルが最も高いのはどれか。

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正解: 3

正答

3.メタアナリシス

この問題のポイント

作業療法士国家試験では、臨床判断の根拠として「エビデンスの信頼性」を問われる。その中で最も高い信頼性を持つ研究デザインを正しく識別できるかが、試験の核心となる。特に、研究の「統合性」と「一般化可能性」が高く、複数の研究をもとにした総合的結論を導くメタアナリシスが最上位に位置する。

解説

エビデンスのヒエラルキーにおいて、研究の信頼性はその設計の厳密さや因果関係の把握に依存する。メタアナリシスは、複数の無作為化比較試験(RCT)を統合的に分析し、統計的に強化した結論を導く。これにより、個々の研究の限界を補い、より高い信頼性と一般化可能性を持つエビデンスを得られる。特に、作業療法の介入効果評価においては、多様な患者群や環境で確認された効果を総合的に評価する上で極めて重要である。

一方、無作為化比較試験(RCT)は非常に高い信頼性を持つが、個々の研究に限られるため、メタアナリシスに比べて「総合的視点」が欠ける。横断研究やケースコントロール研究は因果関係を示せず、コホート研究も観察研究のため交絡因子の制御が難しい。したがって、エビデンスの最上位は「メタアナリシス」である。

選択肢の確認

1.横断研究:一時点のデータ収集で因果関係を示せない。エビデンスレベルは低い。
2.コホート研究:観察研究で因果関係を強く示すが、交絡因子の制御が難しい。中程度。
3.メタアナリシス:複数のRCTを統合分析。信頼性・統計的力が高く、最上位。
4.無作為化比較試験:高いエビデンスだが、個別研究に限られるため、メタアナリシスより下位。
5.ケースコントロール研究:観察研究で、時間的順序の把握が難しく、エビデンスは低い。

覚えるポイント

「メタ>RCT」という記憶法を活用。メタアナリシスは、複数のRCTをもとにした「総合的結論」を導くため、臨床判断において最も信頼できるエビデンスとされる。

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