61AM060|第61回 作業療法士国家試験 過去問
扁平上皮があるのはどれか。
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正解: 3 または 4
正答
3.結膜 ・ 4.膣
この問題のポイント
上皮の種類は臓器の機能や環境に応じて異なる。特に「扁平上皮」というのは、摩擦や機械的刺激を受けやすい場所に見られる。そのような場所では、保護機能を強化する重層扁平上皮(非角化型)が存在することが重要。作業療法士が臨床で対面する患者の皮膚や粘膜の状態を理解する上で、上皮の分類は基本的な知識として必須。
解説
扁平上皮は、表面が薄く、摩擦に強く、保護機能を担う構造である。この中で、結膜(特に眼瞼結膜や球結膜の一部)と膣(女性生殖器の内側)は、重層扁平上皮(非角化型)を有する。これらの場所は、外部からの刺激(例えば、摩擦、湿潤)を受けやすいことから、扁平な上皮が適応している。
一方、胃は単層円柱上皮、気管は多列線毛円柱上皮、尿管は移行上皮(尿路上皮)で、いずれも扁平上皮とは異なる。これらの違いは、臓器の機能(分泌・呼吸・排泄)に応じた適応を示している。
選択肢の確認
1.胃:単層円柱上皮。摩擦に耐えられないため、扁平上皮ではない。
2.気 管:多列線毛円柱上皮。粘液の排出に適した構造。
3.結 膜:正しい。眼瞼部近傍では重層扁平上皮が確認される。
4.腟:正しい。内側の粘膜は典型的な重層扁平上皮で、エストロゲンに敏感に反応する。
5.尿 管:移行上皮。細胞が変形し、尿の流れに適応。
覚えるポイント
「摩擦がある場所=扁平」と覚える。皮膚、口腔、膣、結膜など、触れる・擦れる場所は扁平上皮。これにより、臨床現場で粘膜の変化(例えば、炎症、損傷)を評価する際、上皮の種類をもとに判断が可能になる。