110Q289|第110回 薬剤師国家試験 過去問
65 歳男性。毎年2 月から6 月頃にかけて、鼻水、くしゃみ、鼻づまりの症 状に悩むため、2 月になり、一般用医薬品購入のため、来局した。初めての来局 だったので、聞き取りを行い、以下の情報が得られた。 ・出勤や訪問などの外出時に、くしゃみや鼻水がひどくなるが、その症状に対する 薬は飲んだことがない。 ・数年前に市販の花粉症に対する内服薬を購入したことがあるが、品名は忘れた。 ・就寝時布団に入り暖まると、鼻づまりがひどくなり、寝つきが悪くなることが多 い。 ・仕事で週に2 ~3 回、社用車を運転して取引先を訪問することがある。 ・泌尿器科クリニックで前立腺肥大症と診断され、治療を受けている。 ・頻尿と残尿感を改善する内服薬を1 日1 回夕食後に服用している。ただし、薬剤 名は不明である。 聞き取りの内容を踏まえて、この来局者に提案する一般用医薬品として最も適切 なのはどれか。1つ選べ。 成分 包装 用法・用量 1 1 錠中 6 錠 1 回1 錠 エピナスチン塩酸塩20 mg 1 日1 回服用 2 1 錠中 48 錠 1 回1 錠 エピナスチン塩酸塩20 mg 1 日1 回服用 2 錠中 18 錠 1 回1 錠 クロルフェニラミンマレイン酸塩12 mg、 1 日1 ~2 回服用 3 フェニレフリン塩酸塩12 mg、 ダツラエキス24 mg 2 カプセル中 24 カプセル 1 回2 カプセル 塩酸プソイドエフェドリン60 mg、 1 日2 回服用 4 マレイン酸カルビノキサミン6 mg、 ベラドンナ総アルカロイド0.2 mg、 無水カフェイン50 mg 2 カプセル中 48 カプセル 1 回2 カプセル 塩酸プソイドエフェドリン60 mg、 1 日2 回服用 5 マレイン酸カルビノキサミン6 mg、 ベラドンナ総アルカロイド0.2 mg、 無水カフェイン50 mg

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正解: 1
正答
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この問題のポイント
運転業務と前立腺肥大症があるため、眠気や抗コリン作用、交感神経刺激作用の強い成分を避けます。エピナスチンは第2世代抗ヒスタミン薬ですが、服用後の運転は禁止です。
解説
画像の表では、選択肢1と2はいずれもエピナスチン塩酸塩20 mgを1日1回服用する単剤で、包装数だけが6錠と48錠で異なります。エピナスチンは第2世代抗ヒスタミン薬で、クロルフェニラミンやカルビノキサミン、抗コリン成分、交感神経刺激成分を含む配合剤より本例に適します。ただし、一般用エピナスチンは服用後に運転しないよう定められているため、運転業務との両立を確認します。初回は6錠包装を提案し、排尿困難などが現れたら中止して相談するよう伝えます。
選択肢の確認
1.選択肢1(画像参照):正答。エピナスチン単剤の6錠包装で、必要最小限から安全性を確認できます。
2.選択肢2(画像参照):同じ単剤でも48錠包装は、初回の試用量として多すぎます。
3.選択肢3(画像参照):クロルフェニラミンとダツラエキスの抗コリン作用、フェニレフリンの作用が排尿障害を悪化させ得ます。
4.選択肢4(画像参照):カルビノキサミン、ベラドンナ総アルカロイド、プソイドエフェドリンを含み、本例には不向きです。
5.選択肢5(画像参照):選択肢4と同じ配合で包装数も多く、初回提案には適しません。
覚えるポイント
鼻炎用一般用医薬品では、症状だけでなく運転、前立腺肥大症、併用薬、初回購入時の包装量まで確認します。