38AM29|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第38回午前・問17〜42
腎臓の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
ネフロン(腎小体・尿細管)の構造、糸球体濾過量、クレアチニンやイヌリンの動きなど、腎臓の構造と機能を問う問題です。
解説
腎臓の基本単位はネフロンで、腎小体(糸球体+ボーマン嚢)と尿細管からなります。糸球体では血液が濾過され、原尿がつくられます。
クレアチニンは筋肉からできる老廃物で、糸球体で自由に濾過され、ほとんど再吸収されずに尿へ出ます。そのため腎機能(糸球体濾過量)の指標として使われます。
選択肢の確認
1.尿細管は、糸球体とボーマン嚢で構成される。
誤り。糸球体とボーマン嚢で構成されるのは腎小体です。尿細管はその先に続く管です。
2.ヘンレ係蹄は、遠位尿細管と集合管との間に存在する。
誤り。ヘンレ係蹄(ヘンレのループ)は近位尿細管と遠位尿細管の間にあります。
3.健常成人の1 日当たりの糸球体濾過量は、約1.5 L である。
誤り。糸球体濾過量は健常成人で1日約150 Lにもなります。約1.5 Lは1日の尿量に近い値です。
4.クレアチニンは、糸球体で濾過される。
最も適当。クレアチニンは糸球体で濾過され、ほとんど再吸収されないため腎機能の指標になります。
5.イヌリンは、尿細管で再吸収される。
誤り。イヌリンは糸球体で濾過され、尿細管で再吸収も分泌もされません。この性質から糸球体濾過量の正確な測定に用いられます。
覚えるポイント
- 腎小体=糸球体+ボーマン嚢。ヘンレ係蹄は近位と遠位尿細管の間。
- 糸球体濾過量は1日約150 L、尿量は約1.5 L。
- クレアチニンもイヌリンも糸球体で濾過され再吸収されないので腎機能の指標になる。