32PM165|第32回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
はり理論安全管理・感染対策禁忌・椎骨動脈・感染性廃棄物
深刺により椎骨動脈を損傷するリスクが最も高い経穴はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、頸部・後頭部の刺鍼で注意すべき血管損傷リスクが問われています。
風池は後頭部外側にあり、深刺や不適切な刺入方向により椎骨動脈損傷の危険があります。
解説
風池は足少陽胆経の経穴で、後頭骨下方、胸鎖乳突筋と僧帽筋の間の陥凹部にあります。周囲には椎骨動脈、脳幹、延髄、脊髄に関係する重要構造があるため、刺入方向と深さに十分な注意が必要です。
風池に深く、内上方や危険な方向へ刺入すると、椎骨動脈や中枢神経系を損傷するリスクがあります。
瘂門も延髄損傷に注意が必要な経穴ですが、椎骨動脈損傷のリスクが最も高い経穴としては風池が適切です。
安全管理上のポイント
後頸部の経穴では、深刺を避け、解剖学的位置と刺入方向を必ず確認します。めまい、激痛、神経症状が出た場合は直ちに中止します。
選択肢の確認
1.瘂門
誤り。
瘂門は後正中線上にあり、深刺により延髄損傷の危険がある経穴です。椎骨動脈損傷のリスクとして最も高いものは風池です。
2.風池
正しい。
風池は椎骨動脈に近い部位にあり、深刺や不適切な刺入方向で椎骨動脈を損傷するリスクがあります。
3.完骨
誤り。
完骨は乳様突起後下方にある経穴です。周囲に重要構造はありますが、椎骨動脈損傷リスクが最も高い経穴としては風池を選びます。
4.翳風
誤り。
翳風は耳垂後方にある三焦経の経穴です。顔面神経や耳下腺周囲に注意しますが、椎骨動脈損傷リスクとして最も高いものではありません。
覚えるポイント
- 風池は椎骨動脈損傷に注意が必要です。
- 後頸部の深刺は重大事故につながります。
- 瘂門は延髄損傷に注意します。
- 頸部の経穴では刺入方向と深さを必ず管理します。