33PM173|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
きゅう理論艾・灸法・消毒透熱灸艾・灸法分類・禁忌穴・有痕灸消毒
透熱灸を行う上で最も注意が必要なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
透熱灸による熱傷と、その治癒を遅らせる全身疾患を結び付ける問題です。糖尿病では末梢神経障害、末梢循環障害、免疫機能低下などにより、熱傷・潰瘍・感染を起こしても気付きにくく治りにくいため、特に注意が必要です。
解説
透熱灸は皮膚に強い熱刺激を与え、有痕灸では意図的に微小な熱傷を生じさせます。糖尿病患者では、末梢神経障害により熱さや痛みを感じにくいことがあり、末梢循環障害や高血糖による創傷治癒遅延、感染リスク上昇も問題となります。
そのため、糖尿病では透熱灸による重度熱傷、潰瘍化、感染に最も注意が必要です。感覚低下や血流障害がある部位への強い温熱刺激は避け、皮膚状態を慎重に評価します。
選択肢の確認
1.低血圧症:誤り。低血圧症では施術中の気分不良や失神への注意は必要ですが、透熱灸局所の熱傷・創傷治癒という観点で最も注意を要する疾患ではありません。
2.骨粗鬆症:誤り。骨粗鬆症は骨折リスクに関係しますが、透熱灸による皮膚熱傷の感知・治癒を直接大きく損なう代表疾患ではありません。
3.糖尿病:正しい。糖尿病では末梢神経障害、循環障害、創傷治癒遅延、感染リスク上昇があるため正しいです。
4.月経困難症:誤り。月経困難症は灸施術の対象となることがありますが、透熱灸の熱傷リスクを特に増大させる疾患ではありません。
覚えるポイント
- 糖尿病では熱傷に気付きにくい。
- 末梢循環障害で創傷治癒が遅れる。
- 感染・潰瘍化の危険が高い。
- 感覚低下部への強い温熱刺激を避ける。