33PM180|第33回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
きゅう理論灸刺激と生体反応熱刺激伝導・軸索反射・炎症メディエーター・痛覚過敏
透熱灸により組織損傷部から放出される物質で、末梢性の痛覚過敏に関与するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
組織損傷で放出され、末梢侵害受容器を感作して痛覚過敏を起こす物質を問う問題です。セロトニンは損傷部で血小板などから放出され、侵害受容終末を刺激・感作します。
解説
透熱灸によって組織が損傷すると、損傷細胞、血小板、炎症細胞などからさまざまな化学物質が放出されます。セロトニンは末梢の侵害受容器に作用して興奮性を高め、通常より弱い刺激でも痛みを感じやすくなる末梢性感作、すなわち痛覚過敏に関与します。
末梢性痛覚過敏には、セロトニンのほかブラジキニン、プロスタグランジン、ヒスタミン、ATP、Hイオンなども関係します。選択肢の中ではセロトニンが最も適切です。
選択肢の確認
1.NO:誤り。NOは局所血管拡張や神経伝達に関与しますが、本問で問う組織損傷部から放出される代表的な末梢性痛覚過敏物質ではありません。
2.アドレナリン:誤り。アドレナリンは主に副腎髄質から血中へ分泌されるカテコールアミンで、局所組織損傷による代表的発痛物質ではありません。
3.アセチルコリン:誤り。アセチルコリンは神経筋接合部や自律神経系の伝達物質で、組織損傷部から放出されて末梢性痛覚過敏を起こす代表物質ではありません。
4.セロトニン:正しい。セロトニンは損傷部で血小板などから放出され、侵害受容器を刺激・感作して末梢性痛覚過敏に関与するため正しいです。
覚えるポイント
- 末梢性感作は侵害受容器の閾値低下。
- セロトニンは血小板などから放出される。
- ブラジキニン・プロスタグランジンなども痛覚過敏に関与する。