32AM21|第32回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
基礎医学解剖学消化器・内分泌器
肝臓について正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、肝臓の間膜・靱帯・血管走行について問われています。
肝臓では、右葉と左葉の区分、肝鎌状間膜、肝円索、肝静脈、小網、無漿膜野の位置関係を整理して覚えることが大切です。
解説
肝臓の前面では、肝鎌状間膜が肝臓を右葉と左葉に分ける目安になります。肝鎌状間膜の下縁には、胎生期の臍静脈の遺残である肝円索が含まれます。
肝静脈は肝臓から下大静脈へ流入する静脈であり、小網内を通る血管ではありません。小網内を通る重要な構造は、固有肝動脈、門脈、総胆管です。
また、肝臓の無漿膜野は横隔膜と接する後上面にあり、下面ではありません。
ひっかけポイント
小網内の3つの構造は、固有肝動脈・門脈・総胆管です。肝静脈は小網内ではなく、下大静脈へ直接流入します。
選択肢の確認
1.肝冠状間膜により右葉と左葉に分かれる。
誤り。
右葉と左葉を分ける目安として重要なのは肝鎌状間膜です。肝冠状間膜は肝臓を横隔膜に固定する腹膜のひだであり、右葉と左葉を分ける構造としては不適切です。
2.肝鎌状間膜は肝円索を包む。
正しい。
肝鎌状間膜の下縁には肝円索が含まれます。肝円索は胎生期の臍静脈の遺残で、肝鎌状間膜とセットで覚えます。
3.肝静脈は小網内を通る。
誤り。
肝静脈は肝臓から下大静脈へ流入します。小網内を通るのは、固有肝動脈、門脈、総胆管です。
4.下面に無漿膜野がある。
誤り。
肝臓の無漿膜野は、横隔膜と接する後上面にあります。下面にあるという記述は不適切です。
覚えるポイント
- 肝鎌状間膜の下縁には肝円索があります。
- 小網内を通るのは、固有肝動脈、門脈、総胆管です。
- 肝静脈は下大静脈へ流入します。
- 肝臓の無漿膜野は後上面にあります。