R05A72|令和5年度 准看護師試験 過去問
浮腫のある患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、浮腫のある患者の皮膚ケアと褥瘡予防が問われています。
浮腫がある皮膚は弱く、傷つきやすく、圧迫や摩擦で褥瘡や皮膚損傷を起こしやすくなります。
解説
浮腫とは、組織間に余分な水分がたまった状態です。心不全、腎疾患、肝疾患、低栄養、静脈やリンパの流れの障害などで起こります。
浮腫がある部位は皮膚が伸び、血流が悪くなり、圧迫や摩擦に弱くなります。そのため、局所の圧迫を除去し、体位変換や除圧を行い、褥瘡予防をすることが重要です。
清拭時に強くこすると皮膚損傷を起こしやすいため、やさしく押さえるように拭きます。利尿剤を使用している場合は、薬剤によって低カリウム血症に注意することがあります。ネフローゼ症候群では、まぶたや下肢などを含む全身性浮腫を観察します。
准看護師としての観察ポイント
浮腫では、部位、左右差、圧痕の有無、皮膚色、冷感、体重変化、尿量、呼吸困難、血圧を観察します。急な体重増加や呼吸困難があれば速やかに報告します。
選択肢の確認
1.清拭時は強くこする。
誤り。
浮腫のある皮膚は傷つきやすいため、強くこするのは避けます。やさしく清拭し、皮膚損傷を防ぎます。
2.局所の圧迫を除去し褥瘡を予防する。
適切である。
浮腫部位は血流が悪く、褥瘡ができやすいため、局所の圧迫を除去し、除圧と体位変換を行います。
3.利尿剤を使用している場合は高カリウム血症に注意する。
誤り。
利尿剤の種類によりますが、一般的には低カリウム血症に注意が必要な場合があります。高カリウム血症だけを選ぶのは適切ではありません。
4.ネフローゼ症候群では局所性浮腫について観察する。
誤り。
ネフローゼ症候群では、低アルブミン血症などにより全身性浮腫がみられます。局所性浮腫だけを観察するのは不十分です。
覚えるポイント
- 浮腫のある皮膚は傷つきやすい。
- 圧迫を除去し、褥瘡を予防する。
- 清拭は強くこすらず、やさしく行う。
- 浮腫では体重、尿量、皮膚状態、呼吸状態を観察する。
- ネフローゼ症候群では全身性浮腫に注意する。