R05A71|令和5年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進血液・造血器疾患貧血
貧血のある患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、貧血患者の観察と転倒予防が問われています。
貧血では、酸素を運ぶ能力が低下し、めまい、ふらつき、息切れ、動悸、倦怠感が起こりやすくなります。
解説
貧血では、血液中のヘモグロビンが減少し、全身へ十分な酸素を運びにくくなります。そのため、立ち上がりや歩行時にめまいやふらつきが生じ、転倒の危険が高まります。
看護では、顔色、爪や眼瞼結膜の色、脈拍、呼吸状態、息切れ、動悸、倦怠感、めまい、ふらつき、活動耐性を観察します。移動時は急に立ち上がらないよう声をかけ、必要時は付き添います。
貧血の程度にかかわらず絶対安静にするのは適切ではありません。状態に応じて活動量を調整します。鉄剤服用時は、便秘、悪心、黒色便などに注意します。悪寒戦慄は鉄剤内服時の代表的な観察項目ではありません。
安全管理上のポイント
起立時のふらつき、階段、トイレ移動、夜間歩行は転倒リスクが高くなります。ナースコールの使用、履物、照明、手すり、歩行介助を確認します。
選択肢の確認
1.程度にかかわらず絶対安静とする。
誤り。
貧血の程度や症状に応じて活動量を調整します。すべての患者を絶対安静にするわけではありません。
2.鉄剤服用時は悪寒戦慄に注意する。
誤り。
鉄剤では悪心、便秘、下痢、腹部不快感、黒色便などに注意します。悪寒戦慄は代表的な注意点ではありません。
3.めまいやふらつきによる転倒に注意する。
適切である。
貧血では酸素運搬能力が低下し、めまいやふらつきが起こりやすく、転倒予防が重要です。
4.血中ヘモグロビン値上昇による症状の悪化に注意する。
誤り。
貧血症状は一般にヘモグロビン値の低下により起こります。ヘモグロビン値上昇による症状悪化を主に考えるわけではありません。
覚えるポイント
- 貧血では酸素運搬能力が低下する。
- めまい、ふらつき、息切れ、動悸に注意する。
- 貧血患者では転倒予防が重要である。
- 鉄剤では便秘、悪心、黒色便などに注意する。
- 活動量は貧血の程度と症状に合わせて調整する。