R07B57|令和7年度 准看護師試験 過去問
基礎看護技術呼吸援助酸素療法・酸素ボンベ
500 L の酸素ボンベ(14.7 MPa 充填)の圧力計が5 MPa を示している。このボンベで、 毎分4 L で酸素投与を行った場合、使用可能時間はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、酸素ボンベの使用可能時間の計算が問われています。
酸素ボンベの残量は、ボンベ容量、現在圧、充填圧から概算します。そのうえで、1分あたりの酸素流量で割ると使用可能時間が求められます。
解説
酸素ボンベの使用可能時間は、次の流れで考えます。
- 使用可能酸素量 = ボンベ容量 × 現在圧 ÷ 充填圧
- 使用可能時間 = 使用可能酸素量 ÷ 1分あたりの流量
この問題では、
- ボンベ容量 = 500 L
- 充填圧 = 14.7 MPa
- 現在圧 = 5 MPa
- 酸素流量 = 毎分4 L
まず、現在ボンベ内に残っている酸素量を求めます。
- 500 L × 5 ÷ 14.7 ≒ 170 L
次に、毎分4 Lで使用するため、
- 170 L ÷ 4 L/分 ≒ 42.5分
したがって、最も近い選択肢は約42分です。
安全管理上のポイント
酸素投与中は、ボンベ残量、流量、接続部、酸素チューブの屈曲、患者のSpO2、呼吸状態を確認します。移送時は残量に余裕があるか必ず確認します。
選択肢の確認
1.約22分
誤り。
計算結果は約42.5分です。約22分では短すぎます。
2.約42分
適切である。
500 L × 5 ÷ 14.7 ≒ 170 L、170 ÷ 4 ≒ 42.5分となります。最も近い約42分が正答です。
3.約62分
誤り。
約62分は計算結果より長すぎます。酸素残量を過大に見積もると、移送中などに酸素切れを起こす危険があります。
4.約82分
誤り。
約82分は計算結果より大きく外れています。安全のため、酸素ボンベの使用可能時間は余裕をもって確認します。
覚えるポイント
- 使用可能酸素量 = ボンベ容量 × 現在圧 ÷ 充填圧。
- 使用可能時間 = 使用可能酸素量 ÷ 酸素流量。
- 500 L、5 MPa、14.7 MPaでは残量は約170 L。
- 毎分4 Lなら使用可能時間は約42分。
- 酸素投与中は、残量、流量、SpO2、呼吸状態を観察する。