R05A56|令和5年度 准看護師試験 過去問
基礎看護技術呼吸援助酸素療法・酸素ボンベ
500 L の酸素ボンベ(14.7 MPa 充填)の圧力計が 6 MPa を示している。3 L/分の酸素投与を行う場合、使用可能時間は何分か。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、酸素ボンベの使用可能時間の計算が問われています。
酸素療法では、残量を把握して、移送中や検査中に酸素切れを起こさないことが重要です。
解説
酸素ボンベの使用可能時間は、ボンベ内に残っている酸素量を、1分あたりの酸素流量で割って求めます。
計算の流れ
使う公式は次のとおりです。
- 使用可能時間 = 使用可能酸素量 ÷ 1分あたりの流量
まず、現在の使用可能酸素量を求めます。
- ボンベ容量 = 500 L
- 充填圧 = 14.7 MPa
- 現在圧 = 6 MPa
500Lの酸素ボンベは14.7MPaで500L使えると考えるため、現在6MPaでは次のように計算します。
- 使用可能酸素量 = 500 L × 6 ÷ 14.7
- 500 × 6 ÷ 14.7 = 約204 L
酸素流量は3L/分です。
- 使用可能時間 = 204 L ÷ 3 L/分
- 204 ÷ 3 = 約68 分
したがって、使用可能時間は約68分です。
安全管理上のポイント
実際には残量に余裕をもって交換します。移送前には酸素流量、残圧、接続、チューブの屈曲、患者のSpO2、呼吸状態を確認します。
選択肢の確認
1.約 6 分
誤り。
現在圧6MPaをそのまま時間と考えてしまうと誤りです。ボンベ容量と充填圧を使って残量を計算します。
2.約 68 分
正しい。
500 L × 6 ÷ 14.7 = 約204 Lです。204 Lを3 L/分で割ると約68分になります。
3.約 204 分
誤り。
約204は使用可能酸素量のL数です。使用可能時間にするには、3L/分で割る必要があります。
4.約 680 分
誤り。
計算結果より大きすぎます。残量を流量で割る手順を確認します。
覚えるポイント
- 使用可能時間 = 使用可能酸素量 ÷ 1分あたりの流量で求める。
- 使用可能酸素量 = ボンベ容量 × 現在圧 ÷ 充填圧で考える。
- 500 L × 6 ÷ 14.7 = 約204 Lである。
- 204 L ÷ 3 L/分 = 約68分である。
- 酸素ボンベは余裕をもって交換し、残量をこまめに確認する。