R05A55|令和5年度 准看護師試験 過去問
胃洗浄について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、胃洗浄時の体位、注入量、漏斗の高さ、洗浄液温が問われています。
胃洗浄は誤嚥、粘膜損傷、循環変動などに注意が必要な処置です。准看護師は指示の確認、観察、介助を安全に行います。
解説
胃洗浄では、漏斗またはイリゲータの高さを高くしすぎると、洗浄液が急速に流入し、胃の過伸展や苦痛につながります。一般に40~50cm程度の高さを目安にして、無理なく注入・排液できるようにします。
体位は、誤嚥予防や胃内容物の流出を考慮して、左側臥位や頭部をやや低くした体位などが用いられることがあります。右側臥位は胃内容物が十二指腸へ流れやすくなるため、胃洗浄の体位としては適切ではありません。
1回の注入量は多すぎないようにします。約500mLは多く、胃拡張や嘔吐、誤嚥の危険があります。
洗浄液は体温に近い温度を用います。45℃は熱すぎ、粘膜損傷や熱傷の危険があります。
安全管理上のポイント
胃洗浄中は、顔色、意識状態、呼吸状態、咳込み、悪心・嘔吐、腹部膨満、排液の色や量を観察します。誤嚥が疑われる咳、チアノーゼ、呼吸困難があれば直ちに報告します。
選択肢の確認
1.体位は右側臥位とする。
誤り。
右側臥位では胃内容物が十二指腸へ流れやすくなります。胃洗浄では誤嚥予防や排液を考慮した体位をとります。
2.1 回の注入量は約 500 mL とする。
誤り。
1回量が多すぎると、胃の過伸展、嘔吐、誤嚥の危険があります。医師の指示に従い、適切な量で行います。
3.漏斗(イリゲータ)の高さは 40~50 cm とする。
適切である。
漏斗の高さは高すぎないようにし、40~50cm程度を目安にして安全に注入・排液します。
4.洗浄液の温度は 45 ℃ とする。
誤り。
45℃は熱すぎます。洗浄液は体温に近い温度を用い、粘膜損傷や熱傷を防ぎます。
覚えるポイント
- 胃洗浄では漏斗の高さは40~50cm程度を目安にする。
- 1回の注入量を多くしすぎない。
- 洗浄液は体温に近い温度にする。
- 誤嚥、嘔吐、腹部膨満、呼吸状態を観察する。
- 胃洗浄は医師の指示と施設手順に従って安全に介助する。