36Q9|第36回 社会福祉士国家試験 過去問
次の記述のうち、オペラント条件づけの事例として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
オペラント条件づけは、行動の直後に生じた結果によって、その行動の将来の頻度が増減する学習です。叱責後にいたずらが減るのは罰です。
解説
子どものいたずらという自発的行動の後に叱責が加わり、同じ行動が減少しています。行動の結果として嫌悪刺激を加えて頻度を下げる正の罰で、オペラント条件づけです。残りの例は、事故・食物・ベル・白衣など、もともと中性的な刺激と恐怖、吐き気、唾液等の反応が結びつく古典的条件づけです。「正の」は良いという意味ではなく刺激を加えることです。支援で罰を安易に用いず、望ましい行動を具体的に強化し、行動の背景と環境を理解します。
選択肢の確認
1.電車に乗っているときに事故にあってしまい、それ以降電車に乗るのが怖くなってしまった。
誤り。電車と恐怖反応が結びついた古典的条件づけの例です。
2.以前に食べたときに体調が悪くなった食品を見ただけで、気分が悪くなってしまった。
誤り。食品刺激と吐き気が結びつく味覚嫌悪学習で、古典的条件づけです。
3.犬にベルの音を聞かせながら食事を与えていると、ベルの音だけで唾液が分泌するようになった。
誤り。パブロフの代表的な古典的条件づけです。
4.人に迷惑をかけるいたずらをした子どもを叱ったら、その行動をしなくなった。
正答。最も適切です。行動後の叱責により行動頻度が低下する罰の例です。
5.病院で受けた注射で痛い経験をした子どもが、予防接種のときに医師の白衣を見ただけで怖くなって泣き出した。
誤り。白衣と痛み・恐怖が結びついた古典的条件づけです。
覚えるポイント
古典的条件づけは「刺激と刺激」、オペラント条件づけは「行動と結果」。強化は行動を増やし、罰は減らします。