38PM27|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
生体計測装置学生体電気信号・雑音心電図/脳波・電極・SN比・テレメータ
生体磁気計測について正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、生体磁気計測の基本原理と、SQUID磁束計の特徴が問われています。
生体から発生する磁界は非常に微弱です。そのため、高感度の磁束計と磁気ノイズ対策が重要になります。
解説
生体磁気計測では、心臓、脳、筋などの電気活動に伴って発生する微弱な磁界を測定します。代表例として、心磁図、脳磁図、筋磁図などがあります。
生体磁気は非常に小さく、地磁気や商用電源、金属移動などの環境磁気ノイズの影響を強く受けます。そのため、一般には磁気シールドルームを用いて外部磁気ノイズを低減します。
SQUIDはSuperconducting Quantum Interference Deviceの略で、超伝導量子干渉素子です。非常に微弱な磁束を検出でき、ジョセフソン効果を利用します。
ひっかけポイント
生体磁気計測で必要なのは静電シールドではなく、主に磁気シールドです。電界ノイズ対策と磁界ノイズ対策を混同しないようにします。
選択肢の確認
1.誤り。
磁界は大きさと向きをもつベクトル量です。スカラー量ではありません。
2.誤り。
生体磁気計測で測定するのは、生体活動に伴う磁界や磁束です。透磁率そのものを計測しているわけではありません。
3.誤り。
静電シールドルームではなく、微弱な磁界を測定するために磁気シールドルームが必要になります。
4.誤り。
生体から発生する磁界は地磁気に比べて非常に小さいです。地磁気とほぼ等しいわけではありません。
5.正しい。
SQUID磁束計はジョセフソン効果を利用し、極めて微弱な磁束を高感度に検出できます。
覚えるポイント
- 生体磁気計測では、心臓や脳などの電気活動に伴う微弱磁界を測定します。
- 磁界はベクトル量です。
- 生体磁気は地磁気より非常に小さいです。
- 外部磁気ノイズ対策には磁気シールドルームが重要です。
- SQUID磁束計はジョセフソン効果を利用します。