70AM030第70回 臨床検査技師国家試験 過去問

マグネシウムで正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

マグネシウムの体内分布、血清中存在形態、採血管の影響を理解します。

解説

マグネシウムは主に細胞内と骨に存在する陽イオンです。血清中ではイオン型、蛋白結合型、陰イオンとの複合体として存在します。EDTAはMg2+をキレートするため、EDTA加血漿では測定値が著しく低下します。

マグネシウム測定では、採血管添加物だけでなく溶血にも注意します。赤血球内濃度が血清より高いため、溶血検体では偽高値となり得ます。

選択肢の確認

1.EDTA 加血漿では低値となる。
正しい。
EDTAがMg2+をキレートするため、EDTA加血漿ではマグネシウムが低値となり正しいです。

2.欠乏すると味覚障害を引き起こす。
誤り。
味覚障害は亜鉛欠乏が代表的です。マグネシウム欠乏では筋けいれん、不整脈、神経筋興奮性亢進などが問題になります。

3.細胞内液より細胞外液に多く含まれる。
誤り。
マグネシウムは細胞外液より細胞内に多く存在します。

4.血清中では 90%がイオン型で存在する。
誤り。
血清中のイオン型はおよそ半分強で、90%ではありません。

5.ホスホリパーゼ D を用いた酵素法にて測定される。
誤り。
ホスホリパーゼDはリン脂質関連測定などで用いられ、マグネシウム測定法の代表ではありません。

覚えるポイント

  • EDTAはCaとMgをキレートします。
  • Mgは主に細胞内・骨に存在します。
  • 溶血ではMgが偽高値になり得ます。
70AM02970AM031
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)