118C086|第118回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床歯科放射線学
MRI T2 強調像で無信号を呈するのはどれか。1 つ選べ。
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正解: d
正答
d
この問題のポイント
MRIでは可動性プロトンがほとんどない組織は信号を生じません。皮質骨はT2強調像を含む通常のMRIで無信号です。
解説
MRI信号は主に組織内の水素原子核から得られます。皮質骨は石灰化が強く、可動性プロトンが極めて少ないため、T1強調像・T2強調像のいずれでも黒い無信号として描出されます。
舌や筋は中等度信号、唾液腺は水分や脂肪を含むため信号を示します。脂肪髄は脂肪成分が多く、通常は高信号を示しますが、脂肪抑制法では信号が低下します。
MRIのポイント
無信号になる代表は皮質骨、歯、石灰化、空気、高速血流です。撮像条件やアーチファクトによって見え方は変化します。
選択肢の確認
a.舌
誤り。舌は筋組織と水分を含み、T2強調像で一定の信号を示します。
b.顎下腺
誤り。顎下腺は腺組織と水分を含むため、T2強調像で信号を示します。
c.脂肪髄
誤り。脂肪髄は脂肪成分が多く、脂肪抑制を行わない通常のT2強調像では無信号ではありません。
d.皮質骨
正しい。皮質骨は可動性プロトンが極めて少ないため、MRIで無信号を呈します。
e.内側翼突筋
誤り。内側翼突筋は筋組織であり、T2強調像で中等度の信号を示します。
覚えるポイント
- 皮質骨はMRIで無信号です。
- 脂肪髄は通常のMRIで信号を示します。
- 空気や石灰化も無信号となるため解剖学的位置で鑑別します。