Y2026M04E2Q19第2026年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第二種労働衛生必要換気量

事務室内において、空気を外気と入れ換えて二酸化炭素濃度を1,000ppm以下に保った状態で、在室することのできる最大の人数は次のうちどれか。 ただし、外気の二酸化炭素濃度を400ppm、外気と入れ換える空気量を600m3/h、1人当たりの呼出二酸化炭素量を0.018m3/hとする。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、事務室の換気に関する二酸化炭素濃度の計算が問われています。

室内基準濃度と外気濃度の差を、ppmから割合に直して計算することが重要です。

解説

使う考え方は、次のとおりです。

  • 外気と入れ換える空気量: 600m3/h
  • 室内の二酸化炭素濃度の上限: 1,000ppm
  • 外気の二酸化炭素濃度: 400ppm
  • 許容される濃度差: 1,000ppm - 400ppm = 600ppm
  • 1人当たりの呼出二酸化炭素量: 0.018m3/h

ppmは100万分の1です。

600ppmは、割合に直すと 600 ÷ 1,000,000 = 0.0006 です。

換気によって許容できる二酸化炭素量は、次のように計算します。

  • 600m3/h × 0.0006 = 0.36m3/h

これは、在室者全員が1時間に呼出してよい二酸化炭素量です。

1人当たり 0.018m3/h なので、人数は次のようになります。

  • 0.36m3/h ÷ 0.018m3/h = 20人

したがって、最大人数は20人です。

計算の流れ

  1. 室内基準濃度と外気濃度の差を求める。
  2. ppmを割合に直す。
  3. 換気量に濃度差を掛ける。
  4. 1人当たりの呼出二酸化炭素量で割る。
  5. 選択肢から最大人数を選ぶ。

職場巡視のポイント
事務室では、換気設備の運転状況、在室人数、二酸化炭素濃度、温湿度、気流、窓や換気口の状態を確認します。

選択肢の確認

1.14人。
誤り。
14人では、計算で求めた最大人数20人より少ないため、この条件で在室することのできる最大人数ではありません。

2.16人。
誤り。
16人では、計算で求めた最大人数20人より少ないため、最大人数としては適切ではありません。

3.18人。
誤り。
18人でも二酸化炭素濃度は基準内に収まりますが、この条件での最大人数は20人です。

4.20人。
正しい。
許容される二酸化炭素量は 600m3/h × 0.0006 = 0.36m3/h です。これを1人当たりの呼出二酸化炭素量 0.018m3/h で割ると、0.36 ÷ 0.018 = 20人となります。

5.22人。
誤り。
22人では、呼出二酸化炭素量が 0.018m3/h × 22 = 0.396m3/h となり、換気で許容される 0.36m3/h を超えます。

覚えるポイント

  • 二酸化炭素濃度の計算では、室内濃度と外気濃度のを使う。
  • 600ppmは 0.0006 として計算する。
  • 換気で許容される二酸化炭素量 = 換気量 × 濃度差。
  • 最大人数 = 許容される二酸化炭素量 ÷ 1人当たりの呼出二酸化炭素量。
  • 事務室では、人数と換気量のバランスを確認する。

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