Y2026M04E2Q20第2026年4月公表(第二種) 第一種・第二種衛生管理者免許試験 過去問

第二種労働衛生視環境

採光、照明などに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、採光照明照度、高齢者の見え方に関する基本が問われています。

照度を上げればよいだけではなく、まぶしさ、影、反射、局部照明と全般照明のバランスも重要です。

解説

照度の単位はルクスです。1ルクスは、1平方メートルの面に1ルーメンの光束が一様に入射するときの照度です。

高齢者は、加齢により視機能が低下し、若年者より高い照度が必要となることがあります。一方で、水晶体の混濁などにより、まぶしさを感じやすくなる場合もあります。

そのため、職場の照明では、単に明るくするだけでなく、グレア、反射、影、作業面の明暗差を減らすことが大切です。

ひっかけポイント
照度の定義、全般照明と局部照明の比率、光源と視線の角度は混同しやすいところです。

職場巡視のポイント
作業面の照度、照明器具のちらつき、反射、影、まぶしさ、ディスプレイへの映り込みを確認します。

選択肢の確認

1.照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から10m離れた所で、その光に直角な面が受ける明るさに相当する。
誤り。
照度の単位はルクスですが、1ルクスは1平方メートル当たり1ルーメンの光束を受ける照度です。光度1カンデラの光源から10m離れた所という説明は適切ではありません。

2.高齢者は、若年者に比較して、一般に、高い照度が必要であるが、水晶体の混濁により、まぶしさを感じやすくなっている場合もあるので、注意が必要である。
正しい。
加齢により視力や調節機能が低下し、一般に高い照度が必要となることがあります。ただし、水晶体の混濁などによりグレアを感じやすくなるため、まぶしさへの配慮も必要です。

3.部屋の彩色に当たり、目の高さから上の壁及び天井は、まぶしさを防ぐため濁色にするとよい。
誤り。
目の高さから上の壁や天井は、光を適度に反射して室内を明るくするため、一般に明るい色にすることが望ましいです。濁色にすると室内が暗くなりやすくなります。

4.前方から明かりをとるとき、目と光源を結ぶ線と視線とが作る角度は、30°以下になるようにする。
誤り。
前方からの光では、光源が視線に近すぎるとまぶしさを感じやすくなります。目と光源を結ぶ線と視線との角度は、一般に30°以上となるようにします。

5.全般照明の照度は、作業面の局部照明による照度の10分の1以下になるようにする。
誤り。
全般照明が暗すぎ、局部照明だけが極端に明るいと、明暗差が大きくなり眼の疲労につながります。全般照明は局部照明とのバランスを保つ必要があります。

覚えるポイント

  • 高齢者には高い照度が必要なことがあるが、まぶしさへの配慮も必要。
  • 照明は明るさだけでなく、影、反射、グレアを確認する。
  • 全般照明と局部照明の明暗差が大きすぎると眼精疲労につながる。
  • 前方の光源は、視線に近すぎないようにする。
  • 職場巡視では、作業面の照度と作業者の見えにくさをセットで確認する。

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