33PM64|第33回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学整形外科疾患神経障害・慢性運動器疾患
胸郭出口症候群の徒手検査でないのはどれか。
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正解: 1
正答
1.スパーリングテスト
この問題のポイント
胸郭出口症候群では、腕神経叢や鎖骨下動静脈が胸郭出口部で圧迫され、上肢のしびれ、痛み、冷感、脱力などが生じます。
胸郭出口症候群の徒手検査には、アドソンテスト、モーリーテスト、ライトテストなどがあります。
スパーリングテストは頸椎神経根症を評価する検査であり、胸郭出口症候群の検査ではありません。
解説
胸郭出口症候群では、斜角筋隙、肋鎖間隙、小胸筋下などで神経・血管が圧迫されます。
アドソンテストは、頸部伸展・患側回旋などで斜角筋隙の圧迫を誘発し、橈骨動脈拍動の変化や症状誘発をみます。
モーリーテストは、鎖骨上窩で腕神経叢部を圧迫して症状を誘発する検査です。
ライトテストは、肩を外転・外旋位にして小胸筋下での圧迫を評価します。
一方、スパーリングテストは頸椎を伸展・側屈し、軸圧を加えることで神経根症状を誘発する検査です。
したがって、胸郭出口症候群の徒手検査でないものはスパーリングテストです。
選択肢の確認
1.スパーリングテスト
正しい。
頸椎神経根症の検査です。胸郭出口症候群の徒手検査ではありません。
2.アドソンテスト
誤り。
胸郭出口症候群の検査です。斜角筋隙での圧迫を評価します。
3.モーリーテスト
誤り。
胸郭出口症候群の検査です。鎖骨上窩で腕神経叢部を圧迫します。
4.ライトテスト
誤り。
胸郭出口症候群の検査です。小胸筋下での圧迫を評価します。
覚えるポイント
- 胸郭出口症候群の検査は、アドソン、モーリー、ライトなど。
- スパーリングテストは頸椎神経根症の検査。
- TOSでは上肢のしびれ、冷感、脱力を確認する。
- 斜角筋隙、肋鎖間隙、小胸筋下で圧迫される。
- 頸椎由来の神経根症との鑑別が重要。