34AM126|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学炎症・免疫・アレルギーアレルギー・AIDS
後天性免疫不全症候群(AIDS)で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、AIDS(後天性免疫不全症候群)の原因と病態が問われています。原因ウイルスと、攻撃される細胞を理解することがポイントです。
解説
AIDSは、**HIV(ヒト免疫不全ウイルス)**というウイルスの感染で起こります。細菌ではなくウイルスが原因です。
HIVは、免疫の司令塔であるヘルパー(CD4陽性)T細胞に感染して、これを選択的に壊します。司令塔が減ると免疫全体が働かなくなり、ふだんは問題にならない病原体による感染(日和見感染)や悪性腫瘍が起こりやすくなります。
ヘルパーT細胞は細胞性免疫の中心であり、ここが障害されることで主に細胞性免疫が低下します。
また、感染してすぐは抗体ができておらず、検査で抗体が陽性になるまでには一定の期間(ウインドウ期)があります。感染直後にすぐ陽性になるわけではありません。
鑑別のポイント
「AIDS=HIV感染でCD4陽性T細胞が壊れる」が中心です。原因は細菌ではなくウイルスです。
選択肢の確認
1.細菌感染が原因となる。
誤り。
原因は**HIV(ウイルス)**です。細菌感染ではありません。
2.液性免疫系が障害される。
誤り。
HIVはヘルパーT細胞を壊すため、主に細胞性免疫が障害されます。液性免疫が中心の障害ではありません。
3.ヘルパー(CD4+)T細胞が選択的に傷害される。
正しい。
HIVは免疫の司令塔であるCD4陽性のヘルパーT細胞に感染し、選択的に壊します。
4.感染直後に抗体が陽性になる。
誤り。
抗体が検出できるまでには期間(ウインドウ期)があります。感染直後にすぐ陽性になるわけではありません。
覚えるポイント
- AIDSの原因はHIV(ウイルス)。
- CD4陽性ヘルパーT細胞が選択的に壊される。
- 主に細胞性免疫が低下し、日和見感染が起こる。
- 抗体陽性まではウインドウ期がある。