34PM33|第34回 柔道整復師国家試験 過去問
病理学・一般臨床医学消化器・肝胆膵・泌尿器肝硬変・膵炎・尿路結石
食道静脈瘤をきたすのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、食道静脈瘤を起こす代表的な基礎疾患が問われています。
食道静脈瘤は、門脈圧亢進と関係します。代表的な原因は肝硬変です。
解説
肝硬変では、肝臓が線維化して硬くなり、門脈血が肝臓を通りにくくなります。その結果、門脈圧亢進が起こります。
門脈圧が高くなると、血液は側副血行路を通って流れようとします。その1つが食道下部の静脈で、ここに血液がうっ滞して拡張すると食道静脈瘤になります。
食道静脈瘤が破裂すると大量吐血を起こし、生命に関わることがあります。
臨床でのイメージ
肝硬変では、食道静脈瘤、腹水、脾腫、黄疸、肝性脳症などをセットで覚えます。吐血があれば緊急性が高い所見です。
選択肢の確認
1.肝硬変
正しい。
肝硬変では門脈圧亢進が起こり、食道静脈瘤をきたします。食道静脈瘤の代表的な原因です。
2.食道炎
誤り。
食道炎は食道粘膜の炎症です。胸やけや嚥下時痛の原因になりますが、食道静脈瘤をきたす代表疾患ではありません。
3.食道癌
誤り。
食道癌は食道に発生する悪性腫瘍です。嚥下困難などをきたしますが、食道静脈瘤の代表的原因ではありません。
4.胃・十二指腸潰瘍
誤り。
胃・十二指腸潰瘍は消化管出血の原因になりますが、門脈圧亢進による食道静脈瘤の原因としては肝硬変が重要です。
覚えるポイント
- 食道静脈瘤は門脈圧亢進で起こる。
- 代表的な原因は肝硬変。
- 食道静脈瘤破裂では大量吐血を起こすことがある。
- 肝硬変では腹水、脾腫、黄疸、肝性脳症も押さえる。