60AM048第60回 作業療法士国家試験 過去問

BPSD〈Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia〉はどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 2・4

正答

2・4(徘 徊、不潔行為)

この問題のポイント

認知症の「中核症状」と「BPSD(行動・心理症状)」を区別することが鍵です。BPSDは認知機能の障害(中核症状)ではなく、その結果として現れる行動や心理的な反応です。作業療法では、これらの行動を理解し、環境調整や介護者対応で支援することが求められます。

解説

BPSD(認知症の行動・心理症状)は、認知症の進行に伴う「二次的な行動症状」です。記憶障害、失認、実行機能障害などは、脳の機能そのものに起因する「中核症状」であり、BPSDには該当しません。一方、徘徊(環境を離れ行動する)や不潔行為(便をいじるなど)は、不安、環境への不適応、前頭葉機能低下などの背景から生じる行動症状としてBPSDに分類されます。作業療法では、これらの行動を理解し、安全な環境づくりや生活リズムの整備、介護者の支援を通じて対応します。

選択肢の確認

1.失 認:認知症の中核症状。BPSDではない。
2.徘 徊:認知症に伴う行動症状。BPSDに該当。
3.記憶障害:中核症状。BPSDではない。
4.不潔行為:行動症状の一つ。BPSDに該当。
5.実行機能障害:中核症状。BPSDではない。

覚えるポイント

「中核症状」は脳の機能障害そのもの(記憶・認知・行動の制御)。「BPSD」はその結果として現れる行動(徘徊、不潔、暴言、幻覚など)。作業療法では、BPSDに適した環境設計や生活習慣の支援が重要です。

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