50PM065|第50回 視能訓練士国家試験 過去問
斜視をきたさないのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
斜視をきたさない疾患を問う問題です。
解説
Horner症候群は交感神経の障害であり、障害されるのは瞳孔散大筋とMüller筋です。外眼筋はすべて動眼・滑車・外転神経(体性運動神経)の支配なので影響を受けず、斜視は生じません。
甲状腺眼症(外眼筋の線維化)、重症筋無力症(神経筋接合部)、Brown症候群(上斜筋腱鞘の異常)、Millard-Gubler症候群(橋の障害による外転神経麻痺と対側片麻痺)では、いずれも斜視が生じます。
選択肢の確認
1.甲状腺眼症
誤り。甲状腺眼症では外眼筋の線維化により斜視が生じる。
2.重症筋無力症
誤り。重症筋無力症では眼球運動障害により斜視が生じる。
3.Brown 症候群
誤り。Brown症候群では内転位の上転制限により斜視が生じる。
4.Horner 症候群
正しい。Horner症候群は交感神経の障害であり斜視は生じない。
5.Millard-Gubler 症候群
誤り。Millard-Gubler症候群では外転神経麻痺により斜視が生じる。
覚えるポイント
- Horner症候群=縮瞳・軽度眼瞼下垂・見かけの眼球陥凹・発汗低下。眼球運動は正常。
- 外眼筋は体性運動神経(Ⅲ・Ⅳ・Ⅵ)支配で交感神経の影響を受けない。
- Millard-Gubler症候群=橋腹側。外転神経麻痺+顔面神経麻痺+対側片麻痺。