109Q280第109回 薬剤師国家試験 過去問

6 歳男児。てんかん小発作の治療のため、以前からバルプロ酸Na シロッ プ5 %を服用している。進学に伴い、薬局薬剤師に服用回数を減らすことができな いかとの相談があった。この男児は、2 ケ月前に上気道炎にて受診時に、錠剤が処 方されたが服用できなかったため、散剤に変更となったと薬歴に記載されていた。 そこで、セレニカR 顆粒40% (注)の処方への変更を主治医に提案することになっ た。 (注) セレニカR 顆粒40%:1 g 中バルプロ酸ナトリウムを400 mg 含有する徐放 性顆粒 (処方) バルプロ酸Na シロップ5 % 1 回4 mL(1 日12 mL) 1 日3 回 朝昼夕食後 30 日分 バルプロ酸Na シロップ剤から、セレニカR 顆粒への処方変更への提案内容とし て、適切なのはどれか。1つ選べ。なお、分量は製剤量とする。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

現行の1日バルプロ酸量を求め、40%顆粒の製剤量へ換算します。徐放性顆粒なので1日1回へ変更できます。

解説

5%シロップは50 mg/mLです。1回4 mLを1日3回なので、1日量は4×3×50=600 mgです。セレニカR顆粒40%は1 g中400 mgを含むため、600 mgに必要な製剤量は600÷400=1.5 gです。本製剤は徐放性で1日1回投与が可能なので、「1回1.5 g、1日1回」が適切です。選択肢1は0.6×2×400=480 mg/日、2は0.75×2×400=600 mg/日ですが1日2回、4は1,200 mg/日、5は2,400 mg/日となります。切替後も発作、眠気、肝機能、血中濃度等を確認します。

選択肢の確認

1.1 回0.6 g 1 日2 回 朝夕食後:480 mg/日で不足します。
2.1 回0.75 g 1 日2 回 朝夕食後:総量は600 mgですが、服用回数低減の提案として最適ではありません。
3.1 回1.5 g 1 日1 回 朝食後:正答。600 mg/日に相当します。
4.1 回3.0 g 1 日1 回 朝食後:1,200 mg/日で倍量です。
5.1 回6.0 g 1 日1 回 夕食後:2,400 mg/日で過量です。

覚えるポイント

5%=50 mg/mL、40%=400 mg/g。600 mg/日は徐放性顆粒1.5 gです。

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