36AM22|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第36回午前・問17〜42
個体の恒常性に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
自律神経、内分泌・外分泌、血糖調節、自然免疫・獲得免疫の基本を整理します。
解説
体液性免疫は獲得免疫の一つで、B細胞から分化した形質細胞が産生する抗体によって、細胞外の病原体や毒素などを排除します。
副交感神経は安静・消化時に優位となり、一般に消化管運動や消化液分泌を促進します。膵液は膵管を通って十二指腸へ分泌されるため外分泌です。血糖上昇時にはインスリン分泌が促進され、グルカゴン分泌は抑制されます。自然免疫は病原体に共通する特徴を認識してすばやく働く、非特異的な防御です。
選択肢の確認
1.副交感神経の興奮は、消化管運動を抑制する。
誤り。副交感神経の興奮は、一般に消化管運動を促進します。
2.膵液の分泌は、内分泌である。
誤り。膵液は導管を通って十二指腸へ分泌される外分泌です。インスリンやグルカゴンの血中への分泌が内分泌です。
3.血糖値が上昇すると、グルカゴンの分泌が促進される。
誤り。血糖値が上昇するとインスリンの分泌が促進され、グルカゴンの分泌は抑制されます。
4.自然免疫は、抗原特異的である。
誤り。自然免疫は抗原特異的ではなく、病原体に共通する構造などを認識して働きます。抗原特異性と免疫記憶をもつのは獲得免疫です。
5.体液性免疫は、抗体が関与する。
正しい。体液性免疫では、B細胞系が産生する抗体が中心的な役割を担います。
覚えるポイント
- 体液性免疫は抗体、細胞性免疫は主にT細胞が中心です。
- 膵液は外分泌、インスリンとグルカゴンは内分泌です。
- 自然免疫は非特異的、獲得免疫は抗原特異的です。