36AM33|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち第36回午前・問17〜42
内分泌疾患と血液検査所見の組合せである。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
各内分泌疾患で「どのホルモンが増減するか」と、その二次的な血液検査所見を対応させます。
解説
バセドウ病は、TSH受容体を刺激する自己抗体によって甲状腺ホルモンの産生が過剰になる自己免疫疾患です。このため、TSH受容体抗体が陽性になります。
橋本病で甲状腺機能が低下すると、LDL受容体の働きなどが低下してLDLコレステロール値が上昇しやすくなります。原発性アルドステロン症ではアルドステロンが自律的に過剰分泌され、レニン分泌が抑制されます。クッシング症候群ではコルチゾール過剰により低カリウム血症を生じることがあり、褐色細胞腫ではカテコールアミンが過剰になります。
選択肢の確認
1.バセドウ病 ── 甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体抗体の陽性
正しい。バセドウ病では、甲状腺を刺激するTSH受容体抗体が陽性になります。
2.橋本病 ── LDL コレステロール値の低下
誤り。橋本病による甲状腺機能低下症では、LDLコレステロール値は低下ではなく上昇しやすくなります。
3.原発性アルドステロン症 ── レニン値の上昇
誤り。アルドステロン過剰によって循環血液量が増えるため、レニン分泌は抑制され、レニン値は低下します。
4.クッシング症候群 ── カリウム値の上昇
誤り。コルチゾール過剰による鉱質コルチコイド作用でカリウム排泄が増え、血清カリウム値は低下することがあります。
5.褐色細胞腫 ── カテコールアミン値の低下
誤り。褐色細胞腫では、アドレナリンやノルアドレナリンなどのカテコールアミンが過剰に産生されます。
覚えるポイント
- バセドウ病はTSH受容体抗体陽性、橋本病による甲状腺機能低下ではLDL高値です。
- 原発性アルドステロン症はアルドステロン高値・レニン低値です。
- クッシング症候群は低カリウム血症、褐色細胞腫はカテコールアミン高値を生じ得ます。