36AM68|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
基礎栄養学第36回午前・問68〜81
栄養素とその過剰摂取による健康障害の組合せである。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
栄養素の過剰摂取で起こる健康障害の組合せで、最も適当なものを選ぶ問題です。特に脂溶性ビタミンとミネラルの過剰症を整理しておくことが大切です。
解説
カルシウムをサプリメントなどから長期間過剰に摂取すると、高カルシウム血症、高カルシウム尿症、尿路結石、他のミネラルの吸収障害などのリスクがあります。
脂溶性ビタミンは体内に蓄積しやすく、ビタミンA過剰では頭蓋内圧亢進や催奇形性が問題になります。ビタミンE過剰では出血傾向がみられることがあります。水溶性ビタミンは比較的排泄されやすいものの、高用量の補充で過剰症を起こすものもあるため、「水溶性なら過剰症はない」とは言い切れません。
選択肢の確認
1.ビタミンE ── 頭蓋内圧亢進
誤り。頭蓋内圧亢進はビタミンAの過剰摂取で起こります。ビタミンEの過剰では出血傾向などが問題になります。
2.ビタミンB1 ── 血液凝固障害
誤り。血液凝固に関わるのはビタミンKです。ビタミンB1は水溶性で過剰症はほとんど問題になりません。
3.ビタミンB2 ── 胎児奇形
誤り。過剰摂取で胎児奇形のリスクがあるのはビタミンA(レチノール)です。ビタミンB2は水溶性で過剰症は起きにくいです。
4.カルシウム ── 尿路結石
正しい。最も適当。カルシウムの過剰摂取は高カルシウム尿を招き、尿路結石のリスクを高めます。組合せとして適切です。
5.マグネシウム ── 高血圧症
誤り。通常の食品以外からマグネシウムを過剰に摂取すると、まず下痢などが問題になります。高マグネシウム血症が重篤な場合は、筋力低下、徐脈、低血圧などを起こし得るため、高血圧症との組合せは誤りです。
覚えるポイント
- 頭蓋内圧亢進・胎児奇形はビタミンA過剰。
- カルシウム過剰は尿路結石。
- マグネシウム過剰では下痢、重篤時は徐脈や低血圧に注意する。