38AM15|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
わが国の労働者のメンタルヘルス対策に関する記述である。 誤っているのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
労働者のメンタルヘルス対策について、誤っている記述を選ぶ問題です。ストレスチェック制度の適用範囲がポイントです。
解説
設問は「誤っているのはどれか」なので、記述として誤っているものが正答です。
第38回の出題時点では、ストレスチェック制度は労働安全衛生法に基づき、常時50人以上の労働者を使用する事業場に実施が義務づけられ、50人未満の事業場は努力義務でした。したがって、出題時点では「全ての事業所において」義務という記述が誤りです。
制度改正にも注意が必要です。2025年の労働安全衛生法改正により、50人未満の事業場にも2028年4月1日から実施義務が広がります。国家試験では、問題に示された出題年・制度時点で判断します。
メンタルヘルスケアには4つのケア(セルフケア、ラインケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケア)があります。ラインケアは管理監督者による部下への支援です。産業保健総合支援センターはメンタルヘルスなどの相談事業を行っています。時間外労働が月80時間を超えた労働者にはその情報を通知する義務があります。
選択肢の確認
1.労働安全衛生法では、事業者は、1 か月間の時間外労働が80 時間を超えた労働者に対して、その情報を通知しなければならない。
記述としては正しい。月80時間を超えた場合、労働者本人にその情報を通知する義務があります。
2.ラインケアとは、管理監督者が労働者のメンタル不調の早期発見等に努めることである。
記述としては正しい。ラインケアは管理監督者による部下の支援です。
3.各都道府県の産業保健総合支援センターは、メンタルヘルスに関する相談事業を行っている。
記述としては正しい。産業保健総合支援センターは相談事業などを行っています。
4.対策の基本として、労働者が自身のストレスに気づくことが重視されている。
記述としては正しい。セルフケアとして自身のストレスへの気づきが重視されます。
5.全ての事業所において、労働者のストレスチェックを定期的に行わなければならない。
正答。第38回出題時点では記述として誤りです。当時、実施義務は常時50人以上の事業場に限られ、50人未満は努力義務でした。ただし、2028年4月1日からは50人未満にも実施義務が広がります。
覚えるポイント
- 第38回出題時点では、ストレスチェックは常時50人以上で義務、50人未満は努力義務
- 2028年4月1日からは、50人未満の事業場にも実施義務が拡大
- メンタルヘルスの4つのケア(セルフ・ライン・事業場内スタッフ・事業場外資源)
- ラインケア=管理監督者による支援
- 時間外労働月80時間超で本人へ情報通知