38AM88|第38回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第38回午前・問82〜97
妊娠期の栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
妊娠期の栄養管理について、体重増加の目安・鉄・検査・魚介類の摂取・ビタミンAの付加量など、幅広い知識を問う問題です。
解説
妊娠期は母体と胎児の健康を守るための管理が重要です。妊娠高血圧症候群の早期発見のため、尿たんぱく質や血圧の検査は妊娠初期から定期的に行われます。
選択肢の確認
1.非妊娠時のBMI が18.5 kg/m²未満の場合、妊娠中の体重増加量は7 ~10 kgが推奨されている。
誤り。非妊娠時BMIが18.5未満(低体重)の場合は、体重増加量の推奨は12~15 kgと多めに設定されています。7~10 kgは肥満度の高い区分に近い値です。
2.月経による鉄損失がなくなるため、鉄欠乏性貧血は起こりにくい。
誤り。妊娠中は月経による損失はなくなりますが、胎児の発育や循環血液量の増加で鉄の需要が大きく増えるため、鉄欠乏性貧血は起こりやすくなります。
3.尿たんぱく質の検査は、妊娠初期から行う。
正しい。妊娠高血圧症候群などの早期発見のため、尿たんぱく質の検査は妊娠初期から定期的に行います。
4.キンメダイやメカジキは、積極的な摂取が推奨されている。
誤り。キンメダイやメカジキは水銀を多く含むことがあり、胎児への影響を考えて妊婦は摂取量に注意する(控えめにする)よう示されています。
5.ビタミンA の付加量は、妊娠初期の方が妊娠後期より多い。
誤り。ビタミンAの付加量が設定されているのは妊娠後期であり、妊娠初期には付加量は設定されていません。妊娠初期の過剰摂取はむしろ避けます。
覚えるポイント
- 尿たんぱく質・血圧の検査は妊娠初期から行い妊娠高血圧症候群を早期発見
- 低体重(BMI18.5未満)の妊婦の体重増加推奨は12~15 kg
- キンメダイ・メカジキなどは水銀のため妊婦は摂取に注意