40AM92|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第40回午前・問82〜97
更年期の女性の生理的変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
更年期(閉経前後)にエストロゲンが低下することで、母体に起こる生理的変化を問う問題です。
解説
更年期には卵巣機能が低下し、エストロゲンの分泌が減ります。
エストロゲンが減ると、脳へのフィードバックが弱まり、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)や卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌は増加します。
エストロゲンには骨吸収を抑える働きがあるため、その減少により骨吸収は亢進します。脂質代謝も動脈硬化を起こしやすい方向に変化し、特にLDLコレステロールが上昇しやすくなります。HDLの変化には個人差がありますが、「上昇する」という一律の生理的変化としては扱いません。
エストロゲンの低下で子宮内膜は増殖しなくなり、萎縮します。
選択肢の確認
1.性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌量は、減少する。
誤り。エストロゲン低下でフィードバックが外れ、GnRHの分泌は増加します。
2.卵胞刺激ホルモンの分泌量は、減少する。
誤り。FSHの分泌はむしろ増加します。
3.血中HDL コレステロール値は、上昇する。
誤り。更年期には脂質代謝が変化し、特にLDLコレステロールが上昇しやすくなります。HDLは一律に上昇するとはいえません。
4.骨吸収は、抑制される。
誤り。エストロゲンの骨吸収抑制作用が弱まり、骨吸収は亢進します。
5.子宮内膜は、萎縮する。
正しい。エストロゲン低下により子宮内膜は萎縮します。
覚えるポイント
- 更年期はエストロゲン低下が中心。
- フィードバック解除でGnRH・FSHは増加する。
- 骨吸収は亢進し、子宮内膜は萎縮する。脂質では特にLDL上昇に注意する。