40AM96|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第40回午前・問82〜97
暑熱環境下における生理的変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。 1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
暑い環境(暑熱環境)にさらされたときの体温調節や体液の変化、そして暑さに慣れる暑熱馴化の効果が問われています。
解説
体の中心(核心)温度は生命維持のため一定に保たれ、外気の影響を受ける体表面温度より変化しにくいです。
発汗は汗が蒸発するときの気化熱で体温を下げるため、熱放散を促進します。
暑さに繰り返しさらされると暑熱馴化(順化)が起こり、より早く・多く汗をかけるようになるため、発汗開始までの時間が短くなります。
暑熱環境では発汗による脱水を防ぐため、水分保持を促すバソプレシンの分泌は増加します。
選択肢の確認
1.人体の中心(核心)温度は、体表面温度より変化しやすい。
誤り。核心温度は一定に保たれ、体表面温度より変化しにくいです。
2.発汗は、熱放散を抑制する。
誤り。発汗は気化熱により熱放散を促進します。
3.暑熱馴化(順化)により、発汗開始までの時間が短くなる。
正しい。暑さに慣れると発汗が早く始まり、体温上昇を抑えやすくなります。
4.基礎代謝量は、上昇する。
誤り。暑熱環境では基礎代謝量はむしろ低下する傾向があります。
5.バソプレシン分泌量は、減少する。
誤り。発汗による脱水を補うため、バソプレシンの分泌は増加します。
覚えるポイント
- 核心温度は一定に保たれ、体表面温度より変化しにくい。
- 発汗は気化熱で熱放散を促進する。
- 暑熱馴化で発汗が早く始まり、脱水に備えてバソプレシンは増加する。