40PM100|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
K 市保健センターの管理栄養士である。3歳児健診で発育不良を指摘されたことを心配している保護者からの栄養相談を担当することになった。この保護者は、経済的理由で食費を切り詰めている。道具的サポートを用いた支援を示す管理栄養士の発言として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
ソーシャルサポートの4分類(情緒的・道具的・情報的・評価的)のうち、「道具的サポート」に当たる発言を選ぶ問題です。
解説
ソーシャルサポートは次の4つに分類されます。
・情緒的サポート:共感や励ましなど、気持ちを支える
・道具的サポート:物やサービス、労力など、形のある直接的な手助け
・情報的サポート:問題解決に役立つ知識や情報の提供
・評価的サポート:本人の行動や努力への肯定的な評価やフィードバック
この事例の保護者は、経済的理由で食費を切り詰めており、食料の入手そのものが課題です。フードバンク(食品の無償提供の仕組み)への登録を手伝うことは、食料という具体的な資源につなげる直接的な手助けであり、道具的サポートに当たります。
選択肢の確認
1.体重が増えないのは心配ですね。
誤り。保護者の不安に共感する発言で、情緒的サポートに当たります。
2.身体発育曲線をみると、2歳以降の身長・体重の伸びが緩やかになっていますね。
誤り。発育曲線を用いて現在の状態を客観的に伝えるフィードバックで、評価的サポートに近い発言です。いずれにしても、物やサービス、労力を直接提供する道具的サポートではありません。
3.最近は米や野菜の値段が上がって大変ですよね。
誤り。経済的な苦労への共感を示す発言で、情緒的サポートに当たります。
4.食材を工夫すれば、お子さんに必要な栄養は摂れますよ。
誤り。問題解決のための知識・助言を提供する発言で、情報的サポートに当たります。
5.地域のフードバンクへの登録をお手伝いしましょう。
正しい。食料入手という具体的なサービス・資源に直接つなげる手助けであり、道具的サポートです。経済的理由で食費を切り詰めているこの保護者の課題に合った支援です。
覚えるポイント
- 道具的サポート=物・お金・労力・サービスなど形のある直接的な手助け
- 共感・励まし=情緒的、知識・助言=情報的、ほめる・認める=評価的
- 事例問題では、対象者の一番の困りごと(この事例では経済的困窮)に対応するサポートかを確認する