113PM020|第113回 看護師国家試験 過去問
床上で排便しやすい体位はどれか。
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正解: 4
正答
4.Fowler〈ファウラー〉位
この問題のポイント
床上排便に適した体位は、腹圧を効果的にかけることが鍵です。その際、重力の働きを活かし、横隔膜の下降を促す体位が最も有効です。体位によって腹筋の収縮がしやすく、便の排出を支援します。
解説
Fowler位は上半身を30〜90度起こした半座位で、重力により腸管に便が押されるように働き、腹圧を自然にかけることができます。この体位は、横隔膜が下降し、腹筋の収縮がスムーズに起こるため、自力排便に最も適しています。また、排便時の呼吸や姿勢の安定も確保でき、患者の快適性を高めます。排便後の迅速な後始末やプライバシーの確保も、この体位で容易に実現できます。
選択肢の確認
1.仰臥位:横隔膜が下がりにくく、腹圧がかけづらく、便器との接触も不十分です。
2.側臥位:体の一部に圧力が偏り、腹圧の生成が困難で、排便に適しません。
3.Sims〈シムス〉位:半腹臥位で浣腸や検査に適しますが、腹圧を効果的にかけることが難しいため、自力排便には向いていません。
4.Fowler〈ファウラー〉位:上半身を起こすことで重力を活かし、腹圧を効率的にかけるため、床上排便に最も適した体位です。
覚えるポイント
「上を向くと便が降りる」というイメージで、Fowler位は排便に最も自然な体位です。腹圧をかけることのできる体位=排便しやすい体位。このことだけを意識して、臨床現場で即座に判断できるようにしましょう。