Y2018M04Q2|2018年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
エックス線装置について、次のA からD のように条件を変化させるとき、発生する連続エックス線の全強度を大きくするもののすべての組合せは(1)~(5)のうちどれか。 A 管電流は一定にして、管電圧を2 倍にする。 B 管電圧は1/2 にして、管電流を2 倍にする。 C 管電圧は2 倍にして、管電流を1/2 にする。 D 管電圧及び管電流は一定にして、ターゲットを原子番号のより大きな元素にする。
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正解: 3
正答
(3)
この問題のポイント
連続X線の発生効率は概ね原子番号Zに比例するため、管電圧・管電流一定でZを大きくすると全強度は増えます。全強度I∝ZiV²より、管電圧を2倍にすると管電流一定で全強度は4倍に増えます。
解説
Aは正しいです。管電流は一定にして、管電圧を2 倍にするという条件では、全強度I∝ZiV²より、管電圧を2倍にすると管電流一定で全強度は4倍に増えます。
Bは誤りです。管電圧は1/2 にして、管電流を2 倍にするという条件では、I∝ZiV²へ管電圧1/2、管電流2倍を入れると2×(1/2)²=1/2となり、全強度は増えず半減します。
Cは正しいです。管電圧は2 倍にして、管電流を1/2 にするという条件では、I∝ZiV²へ管電圧2倍、管電流1/2を入れると(1/2)×2²=2となり、全強度は2倍に増えます。
Dは正しいです。管電圧及び管電流は一定にして、ターゲットを原子番号のより大きな元素にするという条件では、連続X線の発生効率は概ね原子番号Zに比例するため、管電圧・管電流一定でZを大きくすると全強度は増えます。
選択肢の確認
1.A,B
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 Bを採用した点が誤りです。I∝ZiV²へ管電圧1/2、管電流2倍を入れると2×(1/2)²=1/2となり、全強度は増えず半減します。Cを外した点も誤りです。I∝ZiV²へ管電圧2倍、管電流1/2を入れると(1/2)×2²=2となり、全強度は2倍に増えます。Dを外した点も誤りです。連続X線の発生効率は概ね原子番号Zに比例するため、管電圧・管電流一定でZを大きくすると全強度は増えます。
2.A,B,D
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 Bを採用した点が誤りです。I∝ZiV²へ管電圧1/2、管電流2倍を入れると2×(1/2)²=1/2となり、全強度は増えず半減します。Cを外した点も誤りです。I∝ZiV²へ管電圧2倍、管電流1/2を入れると(1/2)×2²=2となり、全強度は2倍に増えます。
3.A,C,D
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 Aは全強度I∝ZiV²より、管電圧を2倍にすると管電流一定で全強度は4倍に増えます。また、CはI∝ZiV²へ管電圧2倍、管電流1/2を入れると(1/2)×2²=2となり、全強度は2倍に増えます。また、Dは連続X線の発生効率は概ね原子番号Zに比例するため、管電圧・管電流一定でZを大きくすると全強度は増えます。
4.B,C
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 Bを採用した点が誤りです。I∝ZiV²へ管電圧1/2、管電流2倍を入れると2×(1/2)²=1/2となり、全強度は増えず半減します。Aを外した点も誤りです。全強度I∝ZiV²より、管電圧を2倍にすると管電流一定で全強度は4倍に増えます。Dを外した点も誤りです。連続X線の発生効率は概ね原子番号Zに比例するため、管電圧・管電流一定でZを大きくすると全強度は増えます。
5.C,D
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 Aを外した点も誤りです。全強度I∝ZiV²より、管電圧を2倍にすると管電流一定で全強度は4倍に増えます。
覚えるポイント
I∝ZiV²へ管電圧1/2、管電流2倍を入れると2×(1/2)²=1/2となり、全強度は増えず半減します。I∝ZiV²へ管電圧2倍、管電流1/2を入れると(1/2)×2²=2となり、全強度は2倍に増えます。