Y2024M04Q32024年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の管理に関する知識発生原理・エックス線管

エックス線装置の管電圧を一定にして、管電流を増加させた場合に、発生する連続エックス線に認められる変化として、正しいものは次のうちどれか。

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正解: 1

正答

(1)

この問題のポイント

管電圧一定ではターゲットへ単位時間に到達する電子数が管電流に比例し、発生する光子数、したがって連続X線の全強度もほぼ比例します。X線の線質は主に管電圧とろ過で決まります。

解説

管電圧一定で管電流を増すと、ターゲットへ単位時間に入る電子数と発生光子数が増え、連続X線の全強度は管電流にほぼ比例します。短波長限界と最大光子エネルギーは管電圧で決まるため不変で、スペクトル形状と線質もほぼ不変です。発生効率はη≈kZVで管電流に依存しません。

選択肢の確認

1.全強度は、管電流に比例して大きくなる。
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 連続X線の最大光子エネルギーはeVで管電圧が決めます。管電圧一定で管電流を増しても最大エネルギーは変わりません。

2.最大強度を示す波長は、短くなる。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 最大強度波長はスペクトルの横方向の特徴です。管電圧一定のまま管電流だけを増すと曲線は縦方向に高くなり、最大強度波長は短くなりません。

3.最短波長は、短くなる。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 X線の線質は主に管電圧とろ過で決まります。管電圧一定で管電流のみを増してもスペクトル形状はほぼ同じで、硬くなりません。

4.最大エネルギーは、管電流に比例して大きくなる。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 管電圧一定ではターゲットへ単位時間に到達する電子数が管電流に比例し、発生する光子数、したがって連続X線の全強度もほぼ比例します。

5.線質は、硬くなる。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 連続X線の発生効率は概ねη≈kZVで、ターゲット原子番号Zと管電圧Vに依存します。管電流は発生光子数を増やしますが、変換効率を高くしません。

覚えるポイント

管電流は発生光子数を増やしますが、変換効率を高くしません。最大強度波長はスペクトルの横方向の特徴です。管電圧一定で管電流のみを増してもスペクトル形状はほぼ同じで、硬くなりません。

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