11PM104|第11回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第11回午後(科目未分類)
次の文で示す経絡病証について適切なのはどれか。「のどが渇き、側胸部が痛む。上肢の前面内側がしびれて痛み、手掌が熱をもって痛む。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
症状の分布から、どの経脈の病証かを判断する問題です。
上肢前面の内側、腋窩から手掌・小指側へ向かう走行と、手掌の熱感が手少陰心経に一致します。
解説
手少陰心経は心中に起こり、心系に属し、横隔膜を下って小腸に絡します。体表の経脈は腋窩から上腕・前腕の前面内側を下り、手掌を経て小指橈側端の少衝へ至ります。また内行する支脈は咽喉や目系とも関係します。
本症例の咽喉の渇き、側胸部痛、上肢前面内側のしびれと痛み、手掌の熱痛は、心経の経脈病証に合います。現代医学的には神経・循環器・胸部疾患などの鑑別が別途必要であり、経絡病証と現代医学的診断を同一視しません。
選択肢の確認
- 1.三焦経:誤り。三焦経は上肢後面外側を走行し、環指へ至るため症状分布が異なる。
- 2.心経:正しい。心経は上肢前面内側から手掌・小指側を走り、咽喉や側胸部に関連する病証を示す。
- 3.肺経:誤り。肺経は上肢前面外側寄りを通り母指へ至るため、本問の内側分布とは一致しにくい。
- 4.小腸経:誤り。小腸経は上肢後面尺側を走行し、小指尺側から肩甲部・顔面へ向かう。
覚えるポイント
- 手少陰心経は腋窩から上肢前面内側を下り、小指橈側端へ至る。
- 手掌の熱痛は心経病証の手掛かりになる。
- 経絡病証と現代医学的診断は分けて考える。