20PM91第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)

第6頸髄レベルの脊髄損傷患者の合併症とその対応との組合せで正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

脊髄損傷の合併症と対応を組み合わせる問題です。

各合併症の機序を踏まえて、適切な対応を選びます。

解説

脊髄損傷では、膀胱の機能が障害されて神経因性膀胱となり、残尿が生じて尿路感染を繰り返しやすくなります。これに対する基本的な対応が**間欠導尿(清潔間欠導尿)**です。一定の間隔でカテーテルを挿入して膀胱を空にすることで、残尿をなくし、膀胱内圧の上昇と尿路感染を防ぎます。留置カテーテルより感染の危険が低く、標準的な管理法とされています。したがってこの組合せが正しくなります。

うっ熱は、脊髄損傷により損傷高位以下の発汗と血管運動の調節が失われ、体内の熱を放散できずに体温が上がる状態です。感染による発熱ではないため、解熱剤は無効です。対応は、室温の調整、衣服の調節、冷却、水分補給といった環境と物理的な手段になります。

殿部褥瘡については、プッシュアップ(車椅子上で体を持ち上げて除圧すること)は予防の手段として有効です。すでにできた褥瘡に対しては、局所の除圧、体位変換、創部の処置、栄養管理が対応となります。

自律神経過反射では、急激な血圧上昇が起こります。対応は上体を起こして血圧を下げ、誘因(膀胱の充満、便秘など)を取り除くことです。下肢挙上は静脈還流を増やして血圧をさらに上げる方向に働くため、適切ではありません。

選択肢の確認

1.うっ熱-解熱剤投与
誤り。体温調節障害によるものであり、解熱剤は無効です。

2.殿部褥瘡-プッシュアップ
誤り。プッシュアップは予防手段であり、生じた褥瘡への対応としては除圧と処置が必要です。

3.尿路感染-間欠導尿
正しい。残尿をなくし、尿路感染を防ぐ標準的な管理法です。

4.自律神経過反射-下肢挙上
誤り。上体を起こし、誘因を取り除くのが適切です。

覚えるポイント

  • 神経因性膀胱清潔間欠導尿が標準的な管理。尿路感染の予防につながる。
  • うっ熱=体温調節障害。環境調整と冷却で対応し、解熱剤は無効。
  • 自律神経過反射=T6以上の損傷、急激な血圧上昇と徐脈。上体を起こし誘因を除く。
  • 褥瘡=定期的な除圧(プッシュアップ、体位変換)と栄養管理で予防する。
20PM9020PM92
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