20PM96|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
食滞について誤っている記述はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
食滞の症状について、誤ったものを選ぶ問題です。
飲食物が胃に停滞すると何が起こるかを考えます。
解説
**食滞(食積)**は、暴飲暴食や消化しにくいものの摂取によって、飲食物が胃に停滞した状態です。次のような症状がみられます。
**厭食(食を嫌う)**は、胃が飲食物でいっぱいになっているため食欲がなくなり、食べ物を見るのも嫌になる状態です。これは食滞の代表的な症状です。
呑酸(酸っぱいものが込み上げる)や噯気(げっぷ)は、停滞した飲食物が発酵し、胃気が上逆することで生じます。これも食滞の症状です。
大便の酸臭も、停滞した飲食物が腐熟せずに腸へ送られるために生じる特徴的な所見です。腐卵臭のあるげっぷを伴うこともあります。
これに対し、消渇は、口渇、多飲、多食、多尿を主症状とする病証で、肺胃腎の陰虚と燥熱を背景とします。食滞の症状ではありません。したがってこれが誤りであり、正答です。
食滞ではほかに、上腹部の膨満感と圧痛、厚膩苔、滑実脈がみられます。
選択肢の確認
1.食を嫌う。
正しい記述です。厭食は食滞の代表的な症状です。
2.呑酸がある。
正しい記述です。停滞した飲食物の発酵と胃気の上逆によります。
3.大便に酸臭がある。
正しい記述です。食滞の特徴的な所見です。
4.消渇が起こる。
誤った記述であり、これが正答です。消渇は陰虚と燥熱による別の病証です。
覚えるポイント
- 食滞=厭食、呑酸、噯気、腹満、腹痛、大便の酸臭、厚膩苔、滑実脈。
- 原因は飲食不節(暴飲暴食、不規則な食事)。
- 治療=消食導滞。中脘、梁門、足三里、内関、公孫などを用いる。
- 消渇=口渇、多飲、多食、多尿。陰虚と燥熱による。