20PM97|第20回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第20回午後(科目未分類)
次の文で示す経脈病証に用いる経穴について適切なのはどれか。「舌の根元の痛み、腹部膨満感、下痢、全身倦怠感、下肢内側の痛み。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
経脈病証の記載から経脈を判断し、その経の経穴を選ぶ問題です。
舌の根元の痛み、腹部膨満、下痢、全身倦怠感、下肢内側の痛みという手がかりを使います。
解説
足の太陰脾経の病証には、舌本(舌の根元)の痛み、腹部の膨満、食後の膨満感、嘔吐、飧泄(消化不良性の下痢)、身体皆重(全身の重だるさ)、股や膝の内側の腫れと痛みが挙げられます。この症例の記述はこれらとよく一致します。
脾経は足の第1趾内側端から起こり、下肢の内側を上って腹部に入り、脾に属し胃を絡い、さらに横隔膜を貫いて舌根に連なり舌下に散じます。この走行から、舌の根元の症状と下肢内側の症状が現れることが理解できます。
したがって用いる経穴は脾経のものを選びます。太白は足の太陰脾経の原穴であり、兪土穴でもあります。第1中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際に取り、脾の失調に対して用いる代表的な経穴です。したがってこれが正答です。
太渓は足の少陰腎経の原穴、衝陽は足の陽明胃経の原穴、侠渓は足の少陽胆経の滎水穴であり、いずれも脾経ではありません。
選択肢の確認
1.太渓
誤り。足の少陰腎経の原穴です。
2.衝陽
誤り。足の陽明胃経の原穴です。
3.太白
正しい。足の太陰脾経の原穴かつ兪土穴です。
4.侠渓
誤り。足の少陽胆経の滎水穴です。
覚えるポイント
- 足の太陰脾経の病証=舌本痛、腹満、嘔吐、飧泄、身体皆重、股膝内側の腫痛。
- 脾経は下肢内側を上り、腹部から舌根に連なる。
- 太白=脾経の原穴かつ兪土穴。脾を補う代表穴。
- 陰経では原穴と兪穴が一致する。