21AM30|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午前(科目未分類)
皮膚について正しい記述はどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
皮膚の構造と付属器を問う問題です。
神経支配、受容器の役割、細胞の位置、汗腺の分布を確認します。
解説
立毛筋は、毛包に付着する平滑筋で、交感神経の支配を受けます。寒さや情動によって交感神経が興奮すると収縮し、毛が立って鳥肌が生じます。伝達物質はノルアドレナリンで、α1受容体を介して収縮します。したがってこの記述が正しく、正答です。
ルフィニ小体は、真皮にある受容器で、持続的な圧や皮膚の伸展を受容します。太い有髄線維(Aβ)が関与する触圧覚の受容器であり、痛覚に関与するものではありません。痛覚を受容するのは自由神経終末です。
**メラノサイト(色素細胞)**は、表皮の基底層に存在します。角質層ではありません。メラニンを産生し、周囲の角化細胞に受け渡して紫外線から皮膚を守ります。
アポクリン汗腺は、腋窩、外陰部、乳輪、外耳道など限られた部位にのみ分布します。全身の皮膚に分布するのはエクリン汗腺であり、体温調節のための発汗を担います。アポクリン汗腺の分泌物は蛋白質や脂質を含み、細菌に分解されて特有のにおいのもとになります。
選択肢の確認
1.立毛筋は交感神経が支配する。
正しい。ノルアドレナリンとα1受容体を介して収縮します。
2.ルフィニ小体は痛覚に関与する。
誤り。持続的な圧や皮膚の伸展を受容します。
3.メラノサイトは角質層に存在する。
誤り。表皮の基底層に存在します。
4.アポクリン汗腺は全身の皮膚に分布する。
誤り。腋窩や外陰部など限られた部位に分布します。
覚えるポイント
- 立毛筋=平滑筋、交感神経支配。収縮で鳥肌が立つ。
- 受容器=マイスナー小体(触覚)、パチニ小体(振動覚)、メルケル盤(圧覚)、ルフィニ小体(持続的な圧と伸展)、自由神経終末(痛覚と温度覚)。
- メラノサイト=表皮の基底層。
- エクリン汗腺=全身、体温調節。アポクリン汗腺=腋窩や外陰部など。