21PM116|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
四総穴で頭項の病変に用いるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
四総穴の主治を問う問題です。
解説
四総穴は、身体の主要な部位の病変に用いる四つの経穴で、次のように整理されます。
肚腹(腹部)は三里に留む=足三里(胃経の合土穴)。腹部の症状に用います。
腰背(腰と背)は委中に求む=委中(膀胱経の合土穴)。腰と背の症状に用います。
頭項(頭と項)は列欠に尋ぬ=列欠(肺経の絡穴、八脈交会穴で任脈に通じる)。頭部と項部の症状に用います。したがってこれが正答です。列欠は前腕橈側、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間、手関節掌側横紋の上方1.5寸に取ります。
面目(顔と目)は合谷に収む=合谷(大腸経の原穴)。顔面と目の症状に用います。
四総穴は、遠隔部の経穴が特定の部位の症状に効くという考え方を示すもので、経脈の流注と結び付けて理解できます。たとえば列欠は肺経の絡穴として大腸経に連絡し、大腸経は頭項部へ上行します。合谷も大腸経の原穴であり、大腸経は顔面へ至ります。
なお、これに「心胸は内関に取る」を加えて六総穴とすることもあります。
選択肢の確認
1.足三里
誤り。肚腹(腹部)の症状に用います。
2.委中
誤り。腰背の症状に用います。
3.列欠
正しい。頭項の症状に用います。
4.合谷
誤り。面目(顔と目)の症状に用います。
覚えるポイント
- 四総穴=肚腹は三里、腰背は委中、頭項は列欠、面目は合谷。
- 列欠=肺経の絡穴、手関節掌側横紋の上1.5寸、八脈交会穴(任脈)。
- 合谷=大腸経の原穴。妊婦への強刺激は避けるとされる。
- 「心胸は内関に取る」を加えて六総穴とすることもある。