21PM93|第21回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第21回午後(科目未分類)
血を脈外に漏らさないようにするのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
気の作用を区別する問題です。
五つの作用それぞれの役割を整理します。
解説
気には次の五つの作用があるとされます。
推動作用は、成長発育、臓腑の働き、血や津液の運行を推し進める作用です。
温煦作用は、身体を温めて体温を保つ作用です。不足すると冷えが生じます。
防御作用は、外邪の侵入を防ぎ、侵入した邪と戦う作用です。衛気が主に担います。
固摂作用は、血や津液、精といった物質が漏れ出したり流れ出したりしないように、内にとどめておく作用です。したがって「血を脈外に漏らさないようにする」のはこの固摂作用であり、正答です。失調すると、出血、自汗、多尿、遺尿、遺精、流産などが生じます。特に脾の統血作用は、この固摂作用の血に対する働きにあたります。
気化作用は、気、血、津液、精が互いに変化したり、津液が汗や尿に変わったりする作用です。
これら五つの作用は、症状から気の失調を読み取る手がかりとなります。たとえば、皮下出血や不正性器出血があれば固摂作用の低下(脾不統血)、冷えがあれば温煦作用の低下、風邪をひきやすければ防御作用の低下と結び付けて考えます。
選択肢の確認
1.推動作用
誤り。成長発育や血と津液の運行を推し進める作用です。
2.温煦作用
誤り。身体を温める作用です。
3.気化作用
誤り。気血津液精の相互の変化に関わる作用です。
4.固摂作用
正しい。血や津液を体内にとどめ、漏れ出すのを防ぎます。
覚えるポイント
- 気の五作用=推動、温煦、防御、固摂、気化。
- 固摂作用の失調=出血、自汗、多尿、遺尿、遺精、流産。
- 血に対する固摂=脾の統血作用。失調すると脾不統血。
- 防御作用は主に衛気が担う。