23AM35第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)

随意運動の伝導路はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

伝導路を、運動と感覚に分けて整理する問題です。

解説

皮質脊髄路(錐体路)は、大脳皮質の一次運動野(中心前回)から始まり、内包の後脚、大脳脚、橋を経て延髄に達し、その大部分が延髄の錐体で交叉して(錐体交叉)、反対側の脊髄側索を下行します。脊髄前角の運動ニューロンに終わり、そこから末梢神経を経て骨格筋へ指令が届きます。これが随意運動の伝導路であり、正答です。障害されると、痙性麻痺、腱反射亢進、バビンスキー徴候陽性といった上位運動ニューロン障害の所見が現れます。

**後索路(後索・内側毛帯路)**は、**識別性触覚、振動覚、意識にのぼる深部感覚(位置覚)**を伝える上行路です。同側の後索を上行し、延髄の後索核で乗り換えてから交叉し、内側毛帯を形成して視床へ至ります。感覚の伝導路です。

脊髄視床路は、**温痛覚(外側脊髄視床路)**と粗大な触圧覚(腹側脊髄視床路)を伝える上行路です。脊髄後角で乗り換え、同じ高さで交叉して上行します。こちらも感覚の伝導路です。

脊髄網様体路は、痛みの情報を脳幹の網様体へ伝える上行路で、痛みに伴う情動と自律神経反応、そして下行性疼痛抑制系に関わります。感覚に関する経路です。

なお、運動に関する下行路には、錐体路のほかに錐体外路系(赤核脊髄路、網様体脊髄路、前庭脊髄路、視蓋脊髄路)があり、筋緊張と姿勢の調節を担います。

選択肢の確認

1.皮質脊髄路
正しい。随意運動を伝える下行路(錐体路)です。

2.後索路
誤り。識別性触覚と深部感覚を伝える上行路です。

3.脊髄視床路
誤り。温痛覚と粗大な触圧覚を伝える上行路です。

4.脊髄網様体路
誤り。痛みの情動と自律神経反応に関わる上行路です。

覚えるポイント

  • 皮質脊髄路(錐体路)=随意運動。延髄の錐体で交叉。障害で痙性麻痺と病的反射。
  • 後索路=識別性触覚と深部感覚。延髄で乗り換えてから交叉
  • 外側脊髄視床路=温痛覚。脊髄後角で乗り換え、同じ高さで交叉
  • 錐体外路系=筋緊張と姿勢の調節。大脳基底核と小脳が関与。
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