23AM36|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
視覚の遠近調節に関与するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
**近見調節(遠近調節)**に関わる筋を問う問題です。
解説
毛様体筋は、毛様体の中にある平滑筋で、動眼神経の副交感成分の支配を受けます。近くを見るときに収縮し、輪状の筋が内側へ締まることで毛様体小帯(チン小帯)がゆるみます。すると水晶体が自らの弾性によって厚みを増し、屈折力が高まって近くに焦点が合います。したがって遠近調節に関与するのは毛様体筋であり、これが正答です。遠くを見るときは毛様体筋が弛緩し、小帯が張って水晶体が薄くなります。
外眼筋は、眼球を動かす筋(上直筋、下直筋、内側直筋、外側直筋、上斜筋、下斜筋)の総称で、眼球運動を担います。近見時には内側直筋が働いて両眼を内側に寄せる輻輳が起こりますが、屈折力を変える調節そのものを担うわけではありません。
上直筋も外眼筋の一つで、眼球を上転させます。動眼神経に支配されます。調節には関与しません。
瞳孔散大筋は、虹彩にある平滑筋で、交感神経の支配を受けて収縮し、散瞳を起こします。近見時に起こるのは縮瞳であり、これを担うのは瞳孔括約筋(副交感神経支配)です。したがって瞳孔散大筋は近見調節の方向とは逆に働きます。
近見反応の三要素は、水晶体の調節(厚みの増大)、縮瞳、輻輳であり、いずれも動眼神経が関与します。
選択肢の確認
1.外眼筋
誤り。眼球運動を担います。
2.上直筋
誤り。眼球を上転させる外眼筋です。
3.瞳孔散大筋
誤り。交感神経支配で散瞳を起こします。
4.毛様体筋
正しい。収縮により水晶体が厚くなり、近くに焦点が合います。
覚えるポイント
- 近見調節=毛様体筋の収縮→小帯の弛緩→水晶体が厚くなる。動眼神経の副交感成分。
- 近見反応の三要素=水晶体の調節、縮瞳、輻輳。
- 瞳孔括約筋=副交感(縮瞳)、瞳孔散大筋=交感(散瞳)。
- 老視=加齢による水晶体の弾性低下で近見調節力が落ちる。