24AM10|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
我が国の産業保健に関して誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
産業保健に関する記述について、誤ったものを選ぶ問題です。
解説
環境モニタリング(作業環境測定)は、作業場の空気中の有害物質の濃度、騒音、粉じん、放射線などを測定して環境の状態を把握するものです。これは作業環境管理にあたります。したがって「環境モニタリングは作業管理である」という記述は誤りであり、これが正答です。作業管理は、作業の方法、姿勢、時間、そして保護具の使用によって曝露を減らす管理を指します。
最も多く認定される業務上疾病は腰痛症であるという記述は正しい内容です。業務上疾病のうち、負傷に起因する疾病、特に災害性腰痛が最も多くを占めます。介護や運搬など、重量物を扱う作業で多く発生します。
50人以上働く事業所は産業医を置かなければならないという記述も正しい内容です。労働安全衛生法により、常時50人以上の労働者を使用する事業場では、産業医と衛生管理者の選任、そして衛生委員会の設置が義務づけられています。あわせて、ストレスチェックの実施も義務となります。
有害業務の特殊健康診断は6か月に1回実施しなければならないという記述も正しい内容です。有機溶剤、鉛、特定化学物質、高気圧業務、電離放射線、石綿などの有害業務に従事する労働者には、雇入れ時と配置替え時、その後6か月以内ごとに1回の特殊健康診断が義務づけられています。なお、一般健康診断は年1回(有害業務では6か月に1回)です。
選択肢の確認
1.環境モニタリングは作業管理である。
誤った記述であり、これが正答です。作業環境管理にあたります。
2.最も多く認定される業務上疾病は腰痛症である。
正しい記述です。災害性腰痛が最も多くを占めます。
3.50人以上働く事業所は産業医を置かなければならない。
正しい記述です。衛生管理者と衛生委員会も必要です。
4.有害業務の特殊健康診断は6か月に1回実施しなければならない。
正しい記述です。雇入れ時と配置替え時にも実施します。
覚えるポイント
- 作業環境管理=環境そのものの改善と作業環境測定(環境モニタリング)、局所排気装置。
- 作業管理=作業方法、姿勢、時間、保護具。健康管理=健康診断と事後措置。
- 50人以上=産業医、衛生管理者、衛生委員会、ストレスチェックが義務。
- 業務上疾病の最多=災害性腰痛。特殊健康診断は6か月以内ごとに1回。