24AM9|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第24回午前(科目未分類)
細菌感染症はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
感染症の病原体を分類する問題です。
解説
ハンセン病は、らい菌(マイコバクテリウム・レプレ)という細菌による慢性の感染症です。したがってこれが正答です。らい菌は結核菌と同じ抗酸菌の仲間で、末梢神経と皮膚を侵します。症状としては、知覚が低下した皮疹、末梢神経の肥厚と麻痺、そしてその結果としての変形や外傷が生じます。感染力は極めて弱く、現在は多剤併用療法によって治癒する疾患です。かつて日本では長く強制隔離政策がとられ、患者と家族への深刻な人権侵害が生じたという歴史があり、1996年にらい予防法が廃止されました。
デング熱は、デングウイルスによるウイルス感染症で、ネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介します。高熱、激しい頭痛、関節痛と筋肉痛、発疹が特徴です。日本でも2014年に国内感染例が報告されました。
マラリアは、マラリア原虫による原虫感染症で、ハマダラカが媒介します。周期的な発熱発作、貧血、脾腫が特徴で、熱帯熱マラリアは重症化して脳症や腎不全に至ります。輸入感染症として重要です。
SARS(重症急性呼吸器症候群)は、SARSコロナウイルスによるウイルス感染症です。発熱、咳、呼吸困難をきたし、2002年から2003年にかけて世界的に流行しました。感染症法では二類感染症に分類されます。
病原体の分類は、ウイルス、細菌、リケッチア、クラミジア、真菌、原虫、寄生虫、プリオンに整理して覚えます。
選択肢の確認
1.デング熱
誤り。デングウイルスによるウイルス感染症です。
2.マラリア
誤り。マラリア原虫による原虫感染症です。
3.ハンセン病
正しい。らい菌による細菌感染症です。
4.SARS
誤り。SARSコロナウイルスによるウイルス感染症です。
覚えるポイント
- ハンセン病=らい菌(細菌)。末梢神経と皮膚を侵す。感染力は極めて弱い。
- マラリア=原虫(ハマダラカが媒介)。デング熱=ウイルス(シマカが媒介)。
- 病原体の分類=ウイルス、細菌、リケッチア、クラミジア、真菌、原虫、寄生虫、プリオン。
- らい予防法は1996年に廃止。強制隔離による人権侵害の歴史がある。